インデックスファンドの低価格競争で安易に乗りかえるべきでない3つの理由

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最近インデックスファンドは信託報酬の下落競争が激化しています。

この数ヶ月でも

  • iFreeシリーズの発売
  • ニッセイ「購入・換金手数料なし」シリーズの信託報酬を下げる

といったニュースが投信ブログでもにぎわっています。

新規で買われる方にはいいニュースでしょうが、既存のホルダーである私たちは乗り換えることについては浮足立たないでちょっと落ち着いて考える必要があると思います。

では、落ち着いて考えるべき理由について考えてみたいと思います。

インデックスファンドの低価格競争に乗るべきではない3つの理由

乗り換え時のコスト

乗り換え時のコストは以下のものがあります。

  1. 税金
  2. 信託財産留保額

もっとも大きいのが1の税金です。
損をしているときならまだしも利益の出ているときに乗り換えるのはこの税金の額とコストが下がるメリットを見極めた上で乗り換えることが必要です。

特に2012年以前から投資をされていた方は利益が出ている方が多いのではないかと思います。

私もその一人ですので私の例をみてみますと、乗り換えることが最も大変なのがメインで投資しているeMAXISバランス(8資産均等型)です。

いちばんコストが高いくせに利益が出てしまっています。2013年に大きくポートフォリオを変更した際に利益を確定ししたのですが、以降にも運用益が膨らみ続けざっくりみて175万円の利益が出てしまいました。

これを利益確定させてしまうと20%(所得税+住民税)の税金がかかってしまいますので35万円の税金が取られてしまいます。

現状の私の投資金額とこれとiFreeの8資産バランスの信託報酬の差をみてみます。(今回は実質コストではなく目論見書に描かれているコストで計算しています。)

どれくらい投資しているかは信託報酬の金額から計算してください(笑)

eMAXIS  iFree
信託報酬(税抜) 0.5% 0.23%
信託報酬 (万円) 8.6 3.6

信託報酬の差はおよそ5万円です。

単純に計算してみても取られた税金が信託報酬の差をカバーするためには7年間必要となります。

7年あると投資環境が激変していることも大いにありえます。ちなみに前にはインデックスファンドはSMTシリーズやeMAXISシリーズが登場してもてはやされていた頃です。それから現在では投資環境も激変していますので考えないといけませんね。

また、eMAXISバランス(8資産均等型)には「信託財産留保額」が設定されています。
その金額は資産額の0.15%ですのでここでも乗り換えコストが2.4万円弱かかります。

これは利益の有無にかかわらずかかってきますので資産が積み上がってくると結構痛いものとなります。私の場合も乗り換えた場合信託報酬の差の半額分マイナススタートとなります。

ポイントを含んだ信託報酬の比較を

SBI証券などのネット証券で投資されている方は投資信託の保有額に応じてポイントが還元されています。

私も場合もその一人でかつSBIカード保持者ですので、年間0.24%のポイントが還元されています。

ポイントも住信SBIネット銀行への振り込みですと100%現金還元ですので事実上信託報酬の値引きとなっています。

最近話題となっているローコストのインデックスファンドはすべてポイント対象外ですのでこのポイントについても考えてみる必要があります。

私の保有するeMAXISバランス(8資産均等型)はポイント対象なのですが、iFree(8資産バランス)がポイント対象外ですので上に書いた信託報酬の差も縮まります。というよりほとんど差がなくなってしまいます。(その差は0.03%です)

管理がわずらわしくなる

乗り換えをやめて追加で投資した場合はどうでしょうか。

バランス型のインデックスファンドに投資した場合でも特定口座やNISAといった口座別の管理が必要になっているうえにさらにファンドの数が増えてしまいます。

こうなってくると管理する際に非常にわずらわしいものなっていきます。
Excelで管理すればいいじゃないかと思われますがいちいち計算するのは結構手間と労力がかかります。

せっかく手間を省くためにインデックス投資

をしているのですからこんなことで労力をかけていても仕方がないです。

インデックス投資の基本となる資産配分の調整も難しいものとなり結局ほったらかしといった状態になる恐れがあります。

落ち着いてどっしり構えて

以上のように新しいファンドに乗り換えるデメリットをお伝えしました。

とくに資産がが積み上がったファンドについては乗り換えは慎重に考える必要があることがわかりました。

年間0.3%程度の差ならば

  1. 損益状況(利益が出ていれば税金がかかる)
  2. 信託財産留保額(損をしていても手切れ金はかかる)
  3. ポイント対象のファンドに投資している場合にはポイントの対象かどうか

の3つをふまえて乗り換えを検討する必要があります。

さらには実質コストの問題もありますのでさらにややこしくなっていきます。
実質コストは新規設定のファンドには目論見書の金額よりも高額になる可能性がありますので「そんなはずじゃなかった」ということのないように慎重に検討してください。

そして管理はシンプルなほうがしやすく、リバランスも簡単にできますからたくさんのファンドを所有することは私はおすすめしません。

「ファンドコレクター」のごとくたくさんのファンドを持っていてもしんどくなるだけです。(以前の私はファンドを乗り換えや追加しまくっていて管理が面倒くさくなった経験があります。)

以上を踏まえて乗り換えるとすれば

  1. 損をしている、または利益が少ない場合
  2. 信託財産留保額がないファンドどうし
  3. 投資信託のポイントが対象外のファンドどうし

の場合にされることをおすすめします。この3条件のうち一つでも外れると乗り換えにコストが必要となりますので注意してください。

まとめ

以前とはことなり非常にローコストなインデックスファンドがたくさん登場したことは非常にすばらしいことであると思います。

新規でこういったローコストなファンドに投資できる方が非常にうらやましくも思います。

ただ流行に流されるのではなくどっしり自分の信じられるファンドを維持し続けることの大切さもあらためて実感しました。

どちらにしてもコストの管理は自分でコントロールできることの一つですのであわてずに行っていきたいですね。

では、またよろしくです!

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