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平凡な先輩である私が優秀すぎる後輩にできる唯一の方法

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優秀すぎる新人を教える際に心がけたこと

新人教育、それは新入社員が入ってきたらかならず行わなければいけないものですよね。

もちろん、入ってきた新人をいじめて追い出すのなんて以ての外です。

ただ、OJTという名の現場任せのため、新人を教える気持ちがある方とない方につくことによって新人の育ち方はおもいっきり変わってしまいます。

私もかつては新入社員の教育を行っており、手取り足取り教えてきました。

覚えが早い人、遅い人、いろいろいましたね。

そのなかで一人非常に印象に残っている新入社員がいます。

彼は教えれば教える以上に上達し、教える側の私のスキルをあっという間に抜いてしまったんですね。

本当にくやしかったですし、つぶしてやろうかとも考えました。

結局そんなことはできなかったのですが・・・

今回は私が仕事において新人教育に置いて悩みながら考えたことをお話しします。

凡人の私が若くて優秀すぎる後輩と一緒にどのように仕事に接していくかを考えてみたいと思います。

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後輩を教え込んだら先輩を抜いちゃった!

育てることをきわめる

優秀な新人が入社して以来心がけたことがひとつありました。

それは

基礎からきちんと教えるということです。

よくOJTの現場でありがちな放置することをせず、一からきちんと指導することを心がけました。

その結果彼はめきめき実力を伸ばしていきました。

感じてはいけないことを感じてしまった

若くやる気もありしかも優秀なために教えたことをぐんぐん吸収していきます。

そのためうすうす感づいていくのです。

新人が私より仕事ができることを。

考えただけで悲しくなってきました。

自分の今までの努力はなんだったのか。

仕事のセンスがない人間が努力したとしてなんとかやってきたことがセンスのある人間だとさらりとこなしてしまう現実に直面してしまったのです。

ここで私も毎日のように悩み続けました。

私が考えた選択肢

選択肢は二つしかないと思いました。

  1. 仕事を干す、または情報を与えない
  2. 自分のもっている知識を彼に与えてとことんまで伸ばす

1の仕事を干すですが、私の性格上無理でした。

通常ならば自分の立場を守るためこちらの方なるのでしょうが、私には無理です。

がんばっている子をいじめることなど。

となると残るは2のとことんまで教えるしか残っていません。

そこで教えられることはすべて教えました。

国家試験も最上級の資格を取れるよう一緒に試験対策に取り組んでいきました。

その結果彼は一発で最上級の資格を取得したのです。

私はその最上級の資格を持っていません。

うれしい反面俺ってなんだろうと虚しくなってしまうこともあります。よかったなと声をかけつつ心の中では悔しさと虚しさでいっぱいになることもありました。

しかしながら彼の仕事ぶりをみていると自分の能力はたいしたことがないと実感してしまうのです。

40歳になってぽっかりと心の中に穴が空いた気持ちにもなります。

そうなった以上は次にできることはなんだろうと考えました。

それはとことん彼の仕事がやりやすいようサポートすることです。

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優秀な後輩とどのように仕事に取り組むべきか

悩む男性

仕事がやりやすいようにサポートする

次に考えたことは彼の仕事が進めやすいようサポートすることです。

サポートすることですが、ちやほやすることとは違います。

若いですので仕事にあらがあったり、ミスすることはあります。

そういったことは先輩である立場上きちんと叱ります。

当然ですよね。いくら仕事ができるとはいえミスをしているのですから。

本人がどう思おうがそれを指摘して改善させるのは私の役目だと思っています。

ただ自分が改善したいと思っていることはとことんサポートしていこうと思っています。

自分自身で考えられることを頭から否定するのではなく極力取り入れることを認めることでより効率的に仕事をしてもらおうという考えです。

たとえば勤務環境を改善することは彼だけでなく私も便利になることから積極的に改善意見を取り入れ、上司への折衝は私が担当しました。

その結果さらに仕事のクオリティが向上するのでサポートをした甲斐があります。

ほめまくる

どうしても親と子の間の年の差がはなれている後輩です。

テキパキできることに対して嫉妬心がでてしまうことがあります。

ここで邪魔をしたりすると余計に関係が悪化してしまいお互いに仕事のパフォーマンスが減ってしまう悪循環になってしまいます。

そんなことならほめてほめてほめまくってやろうと。

かといって賢い彼です。よいしょしてもすぐに見破られます。

つまりいい仕事をしたりいい考えを持ってきたりした時には積極的に認め、ほめていこうと決めました。

そして私の仕事でうまくいかないときには彼の意見をもとめます。

もちろん彼がうまくいかないときは質問してきてそれにたいしてアドバイスを与えます。

そうやってお互いが仕事をやりやすいよう環境を整えていくようにしました。

嫉妬しても仕方がない

いろいろと考えていきましたが結局は嫉妬していてもしかたがないということです。

そして自分が腐っていても仕方がありません。

私ができることを伝えることで自分のアイデンティティを確立していきたい、そして自分の足跡を残していきたいと思っています。

自分の仕事の立場を囲い込むために仕事を独り占めにしていく人がいますが、それでは後輩の成長も危うくなりますのでそれではいけないですよね。

おっさんが若者の成長の邪魔をしちゃいけない。

この気持ちとなんだかなぁと思う気持ちが揺れ動くのは事実ですが、後輩を成長させるために自分のエネルギーを使っていきます。

お人好しかもしれません。

でもこんなやつがひとりでもいてもいいのでは。

そう私は思っています。

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まとめ

今回は優秀な親子ほど年の差がある後輩とどのように接していくかを私なりに考えました。

お人好しで庇を貸して母屋を取られるかもしれませんがそれでも構わないと思っています。

そのためにコツコツと資産を蓄えているのですから何かあったら会社をやめてもいいやとも思っています。

ただ今のところ順調すぎるくらい成長しているのでこれからのことを考えるのはもっとできるようになってからでもいいかなとも思っています。

優秀な後輩や部下をもってしまって悩んでいる方がおられたら参考になると幸いです。

では、またよろしくです!

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ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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