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財形貯蓄が資産形成の第一歩だと思う理由

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現在はインデックス投信を中心に資産形成をしている私ですが、就職した際にはほとんど預貯金などない、実家も太くない、さらには一人暮らしというごく普通の新社会人でした。

よくSNSなどで20代で資産額1,000万円という「刺さる」プロフィールの方をよく見かけますが、とてもとても私はそのような「選ばれし民」ではありませんでした。

お給料は額面20万(手取り16万くらい?)、一人暮らし、お給料は2ヶ月近くたたないと入ってこない(末締め翌月25日支給のため)というごくありふれた新社会人だったなぁと思います。

当然ながらそのときには株式投資などというものは1,000株単位という時代で縁遠いものでしたし、「安価」で積み立てできる投資信託も月1万円単位という時代でした。

さらには株価は下落の一途をたどっており、リスク資産は信用できない状態でした。

そのなかで私が始めた資産形成の第一歩は財形貯蓄でした。

毎月3万円、ボーナス20万円を給料天引きで積み立てていました。

これが現在の資産形成の第一歩となったのはいうまでもありません。

この「地味な」財形貯蓄ですが、今でも資産形成の第一歩とおすすめする方法であると思っています。

この記事では財形貯蓄が資産形成の第一歩とおすすめする理由について考えてみました。

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財形貯蓄が資産形成の第一歩だとおすすめする理由

私が財形貯蓄が資産形成の第一歩だとおすすめする理由について考えてみたいと思います。

給料天引きだから

一番大きな理由としては給料天引きだからというものがあります。

資産形成は「使った残りを貯蓄するのではなく」、 先に貯蓄する金額を引いた残りで生活することが基本です。

私も今も投資信託の積立投資を活用していますが、この考えが基本となっているからですね。

生活が苦しくても、ないものはないとあきらめたり、又はたくさん収入があっても必要な金額を貯蓄しているから残りは使えるという安心感もあります。

財形貯蓄はお給料から天引きされますので、残った金額で生活すればいいので楽ちんなんですね。

解約にハードルがあるから

財形貯蓄は多かれ少なかれ、通常の預金と比較して解約に制限があります。

この解約にハードルがある点が安易な取り崩しを避けられるというポイントがおすすめする2番目の理由です。

普通預金みたいに簡単に引き出せたら、お金がないときに安易に引き出してしまい、資産形成がおぼつかなくなる危険性がアップします。

ところが、解約にハードルがあるということで安易な解約をためらわせられる効果があります。

これを利用して「雪だるまの芯」となるお金を作りやすくなりますね。

お金を積み立てるトレーニングになるから

最後の理由としてはお金を積み立てるトレーニングになるからというものがあります。

お金を積み立てるトレーニングは、預貯金などの比較的安全資産を積み立てる財形貯蓄で積むと、その後の投資信託などのリスク資産の積立にもそのノウハウを活用することができます。

まずは安全資産である財形貯蓄でお給料を積み立てる習慣を身につけることが、お金を増やしていくスキルの一つであると私は思います。

財形貯蓄で積み立てたお金は、生活防衛資金とするのもよし、種銭としてリスク資産に投じるのもよしで、積み立てるスキルの時期によっていろいろな使い方ができますので、気軽にスタートしてみればいいと思いますね。

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ひめだかはどのような活用をしていたか

以前はサラリーマンだった私は現在はサラリーマンでなくなり、この財形貯蓄を行うことはできなくなりました。

しかしながら、20年以上にわたってひたすらサラリーマン時代は財形貯蓄を行ってきました。

では私はどのようにして活用してきたのかご紹介します。

20代:生活防衛資金を確保するため

新社会人になってからの数年間は生活防衛資金を確保するために活用していました。

まだ株式投資や投資信託など買うことがなかった私ですが、まずは貯蓄習慣を身につけるため財形貯蓄をスタート。

そこで100万円貯まるごとに、当時にあった高金利定期預金(年利1.5%くらい)に移していきました。

リスク資産に投じる前に、生活費の2年分の資金を作ることを目標としていましたので、財形貯蓄を活用して生活防衛資金を確保するようにしていましたね。

30代:リスク資産の種銭つくりとして

その後30代となり、生活防衛資金を確保する見通しとなりました。

その後はリスク資産に投資するためのいわば「種銭つくり」として財形貯蓄を継続することにしました。

通常はこれとは別に積み立てをスタートしていたのですが、マーケットが暴落した際に、追加で投資する資金として確保しておきたかったのです。

投資するスタイルとしては緊急に資金を手配しなければならないものではなかったので、時間がかかっても大丈夫でした。

資金を積み立てる習慣はリスク資産に投資することにも役立ったのですね。

40代:あらためて生活防衛資金となった

40代になり、事情があり、仕事ができなくなってしまいました。

その際も財形ではひたすら積み立てが行われてきました。

ここで目的があらためて生活防衛資金の積み増しに必然的に変わってきました。

まさに家族を守るための資金の一部として役に立つことになって現在に至ります。

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まとめ:貯蓄する習慣は自分の役に立ちます

今回、私があらためて財形貯蓄をおすすめする理由について、そして私がどのように活用してきたのかについてご紹介しました。

年代によって使い道も変わること、そして財形貯蓄する習慣はずっと自分に役に立つということを自信を持って言うことができます。

もしお勤め先に財形貯蓄がなければ、金融機関で取り扱っている「自動積立預金」を申し込み、給料日に引き落としの設定をすれば大丈夫ですので参考にしていただければと思います。

このブログではいくつか財形貯蓄についての記事がありますので、検索で財形貯蓄と入力していただければと思います。

では、またよろしくです!

財形貯蓄資産運用
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ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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