6種類となった8資産均等型のバランスファンドを徹底比較してみた

8資産均等型

8資産均等型のバランスファンドも6種類が乱立するようになってきました。

そこで今回はこれら6種類の8資産均等型バランスファンドがどのような違いがあるのかをまとめてみました。

そこから見えてくるのは大きな違いはないが、細かい点での相違があるということです。

2018.6.12追記
eMAXIS Slim8資産均等型の信託報酬が再び引き下げられた点、および他のファンドの現在の資産額や販売会社に変更がありましたので新しいものに書き換えました。

2018.3.3追記
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)が発売されましたので、リンクに交付目論見書とeMAXIS Slim8資産均等型の信託報酬が引き下げられましたので、データを最新のものに変更しました。

2018.1.30 追記
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)が発売されることになりましたので比較表等を新しいものにまとめました。

2017.10.10追記
SMT 8資産インデックスバランス・オープンについて感じたことを最後尾に書きました。。

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6種類のファンドの違いを見て感じること

私が6種類のファンドを見て感じることは永らく唯一の存在だったeMAXIS 8資産均等型が先行者利益を得ているということですね。

資産額をしっかりと増やしているだけでなく、信託財産留保額を0.15%設定していることから解約しにくい状況となり、まさにつかんだ獲物は離さない状況となっています。

私も投資しているのですが、信託財産留保額だけでなく税金もしっかりとかかることから移行できないようガッチリと固められてしまっているという状況です。

新規参入組はどれでもいいのでは?

新規参入組である3種類のバランスファンドはどれを選んでもたいして変わらないということです。

先にお話ししたeMAXISバランス8資産均等型(初代)との違いは信託報酬信託財産留保額の有無くらいなもので、あとはベンチマーク(指標)が細かい点での相違があるくらいなものです。

ですので、現在ご利用の証券会社で取り扱っているうちの新規参入組に投資すればいいのではないのかなと感じています。

6種類のバランスファンドについて

これからは現在取り扱っている、あるいは近日取扱予定の4種類の8資産均等型バランスファンドについてみてみます。

6種類の8資産均等型バランスファンドは設定日順に以下の通りとなっています。

これらのファンド名をクリックするとそれぞれのバランスファンドの投資信託説明書(交付目論見書)にリンクしています。

※<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)だけはまだ発売されていませんので、EDI-NETから有価証券届出書を参考にしてこの記事を作成しました。また、比較表もこの有価証券届出書からのデータとなっていますので実際は変更される可能性があることをあらかじめご承知おきくださいね。

つぎにこれらのファンドの概況を表にしてみましたのでご覧ください。

なお、特徴的な項目は太字にしています。

バランスファンド名 運用会社 信託報酬(公称・税込) 信託財産留保額 資産額(億円)
eMAXIS 8資産均等型 三菱UFJ国際 0.54% 0.15% 270.60(2018.6.12)
iFree 8資産バランス 大和 0.2484% なし 79.33(2018.6.12)
eMAXIS Slim 8資産均等型 三菱UFJ国際 0.1728% なし 125.38(2018.6.12)
たわらノーロード 8資産均等型 アセマネOne 0.2376% なし 6.41(2018.6.12)
SMT 8資産インデックスバランス・オープン 三井住友トラスト 0.54% 0.1% 0.09(2018.3.2)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型) ニッセイAM 0.22572% なし 0.65(2018.6.12)

さすが、初代eMAXIS8資産均等型は資産額もぶっちぎりです。先行者利益ここにありといった感じですね。

それ以外の新規組は資産額はまだまだ発展途上といった感じですが、思ったよりも資産額を増やしているのも特徴的ですね。

やはり全部入りがお好きな方が多いのかなと思ってしまいます。(私も全部入りが理由で投資しています。)

つぎにそれぞれの8資産均等型バランスファンドの指標をまとめてみました。

株式・債券・REITそれぞれにみてます。

ベンチマーク(株式)

では株式からみてみます。

バランスファンド名 国内株式 先進国株式 新興国株式
eMAXIS 8資産均等型 TOPIX MSCIコクサイ MSCIエマージング
iFree 8資産バランス TOPIX MSCIコクサイ FTSEエマージング
eMAXIS Slim 8資産均等型 TOPIX MSCIコクサイ MSCIエマージング
たわらノーロード 8資産均等型 TOPIX MSCIコクサイ MSCIエマージング
SMT 8資産インデックスバランス・オープン TOPIX MSCIコクサイ MSCIエマージング
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型) TOPIX MSCIコクサイ MSCIエマージング

ほとんどのファンドが
国内株式:TOPIX 先進国株式:MSCIコクサイ 新興国株式:MSCIエマージングがベンチマークとなっています。

特徴的なのが、iFree8資産バランスだけが新興国株式の指標をFTSEエマージングを採用しています。

このベンチマークの場合韓国は入りません。(FTSEの場合韓国は先進国扱いのため)

関連記事

ベンチマーク(債券)

つぎに債券を見てみましょう。

バランスファンド名 国内債券 先進国債券 新興国債券
eMAXIS 8資産均等型 NOMURA-BPI シティ世界国債 JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド
iFree 8資産バランス NOMURA-BPI シティ世界国債 JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド
eMAXIS Slim 8資産均等型 NOMURA-BPI シティ世界国債 JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド
たわらノーロード 8資産均等型 NOMURA-BPI シティ世界国債 JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス
SMT 8資産インデックスバランス・オープン NOMURA-BPI シティ世界国債 JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型) NOMURA-BPI シティ世界国債 JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス

こちらもほとんどが国内債券:NOMURA-BPI 先進国:シティ世界国際 新興国債券:JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイドなのにたいして、たわらノーロードとニッセイ・インデックスバランスファンドがJPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラスの採用となっています。

ベンチマーク(REIT)

バランスファンド名 国内REIT 新興国REIT
eMAXIS 8資産均等型 東証REIT指数 S&P先進国REITインデックス
iFree 8資産バランス 東証REIT指数 S&P先進国REITインデックス
eMAXIS Slim 8資産均等型  東証REIT指数 S&P先進国REITインデックス
たわらノーロード 8資産均等型 東証REIT指数 S&P先進国REITインデックス
SMT 8資産インデックスバランス・オープン 東証REIT指数 S&P先進国REITインデックス
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型) 東証REIT指数 S&P先進国REITインデックス

こちらはベンチマークはあまりないのか、どれも同じベンチマークを採用しています。

SMT 8資産インデックスバランス・オープンについて(2017.10.10追記)

2017年9月より三井住友トラスト・アセット・マネジメントよりSMT 8資産インデックスバランス・オープンが設定されました。

8資産均等型としては最後発というかたちになりますが、現在のところあえてこれに投資するメリットはないのではないかと考えています。

なぜなら、最後発なのに

  • 信託報酬はeMAXIS8資産均等型(俗に言われる”Fat”)と同じ
  • 信託財産留保額が設定されている
  • 資産額が極めて少ない(現状では900万円)
  • 販売会社がSBI証券のみ(他のネット証券で取り扱っていない

2018年6月現在、販売会社は以下の通りとなっています。

  • SBI証券
  • 松井証券
  • マネックス証券
  • 楽天証券
  • 三重銀行

といったどうしてこのようなファンドを設定したのかわからないと言われても仕方がない状態です。

資産額が極めて少なく償還リスクを考えると、同じ条件ならばeMAXIS8資産均等型(Fat)のほうが資産額が大きいためこちらにしたほうがいいと私は思っています。

預かり資産の一覧に「SMT」という文字で統一させたいと思う方をのぞいてはあえて購入する必要はありませんので他の新規組(現在のところeMAXIS Slimがいちばん預かり資産が大きいです)にした方がいいですね。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)について(2018.1.30 追記)

8資産均等型バランスファンドに新たな挑戦者があらわれました。

<購入・換金手数料なし>シリーズでインデックスファンドにおける挑戦者であるニッセイアセットマネジメントがついに8資産均等型のインデックスファンドをリリースすることとなりました。

気になる信託報酬は当然ながら8資産均等型シリーズでは最安の0.22572%となっています。

販売会社は以下のとおりとなっています。

証券会社名
SBI証券
楽天証券
岡三オンライン証券
マネックス証券

販売会社はリリース当初はSBI証券と楽天証券のみでしたが、岡三オンライン証券とマネックス証券が追加されています。

しかしながら、純資産額は6,500万円と低迷しています。

その原因としては、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)が登場したことにより、既存のファンド(特にeMAXIS Slim 8資産均等型 )の信託報酬が対抗値下げが実施されたからと思っています。

現在、eMAXIS Slim8資産均等型の信託報酬は他のファンドも太刀打ちできないレベルの年0.1728%となっています。

そのため、1強多弱の状態となっており、eMAXIS Slimのひとり勝ち状態は他のアセットのインデックスファンドと同様に8資産均等型でもはっきりと分かるようになってしまいました。

インデックスファンドは繰上償還をさけるために資産額が大きなものに投資するのがセオリーとなっています。

そのため、参入したのはいいのですが、現在のところeMAXS Slim一択というのが私の考えです。

まとめ:ラインナップも増えたのできちんとした選択が必要です

このようにベンチマークや概要をみてみました。

大きく分けてeMAXIS 8資産均等型(初代)とそれ以外の新規組に特徴が分かれてきます。

eMAXIS 8資産均等型は信託報酬:高 信託財産留保額:ありなのにたいして

新規組は信託報酬:低 信託財産留保額:なしとなっています。そこからみえることは・・・・

あえて初代eMAXIS8資産均等型を選ぶ価値はないということですね。

ほとんど変わらない内容の商品にわざわざ高いコストを支払う必要はないです。

コストは自分でコントロールできますので低コストの商品を選んでいただきたいですね。

一方で新規組はどれを選んでもあまり失敗はないと感じています。

それくらい比較するのが難しい商品であることからいくところまでいった気持ちもあります。

私も初代eMAXIS8資産均等型をメインに保有していますが、相場が下落し、損失が発生したりした場合にはさっさと乗り換えたいと思います。

今日の記事が参考になれば幸いです。

では、またよろしくです!

コメント

  1. X より:

    8資産均等型はアセットマネジメントOneの世界8資産ファンド(愛称:世界組曲)もあります

    • ひめだか ひめだか より:

      Xさま
      コメントありがとうございます!
      アセットマネジメントOneの世界8資産ファンド(愛称:世界組曲)ですが、8資産均等型ではないと思うのですが・・・パターンで資産配分が違っていてどちらかというと世界経済インデックスファンドみたいな感じだと思います。

      これからもこのブログをよろしくお願いします!