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SBI証券iDeCoの新プラン「セレクトプラン」に乗り換える3つの理由

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私がSBI証券iDeCoプランを「セレクトプラン」に変更する理由

SBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」といえば、iDeCo(個人型確定拠出年金)では大手の一角となっています。

いわば老舗なのですが、老舗ならではの問題点がありました。

それは

  • ファンド数が多すぎること
  • 最新のローコストインデックスファンドが少ないこと

なのですが、それを根底から覆すことになりました。

SBI証券は新プランをつくることで最新のローコストインデックスファンドに対応する

という荒業をくりだすことになったからです。

iDeCo(個人型確定拠出年金) 新プラン設定のお知らせ(SBI証券ニュースリリースより)

この新プラン「セレクトプラン」は、従来のプラン「オリジナルプラン」とは全く異なるファンドセレクトがなされているのですが、

基本的に互換性はなく、乗り換えには現在の資産を売却・現金化のうえ再度加入し直しという手続きが必要となります。

私はSBI証券でiDeCoに加入しているのですが、結論としては

当然乗り換えるしかないでしょというものです。

現在の資産を売却・現金化が必要なハードルがあるにもかかわらず

それでもなお私が「セレクトプラン」に乗り換えようと思った理由についてお話ししたいと思います。

2018.11. 10追記

SBI証券から書類が届きましたので、書類の書き方と掛け金がどのように取り扱われるかについてまとめました。

2018.11.3追記

  • セレクトプランのファンドが確定しましたので追記しました。
  • セレクトプランへの移行受付がスタートしましたので申込み方法を追記しました。
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私がSBI証券「セレクトプラン」に乗り換える理由

SBI証券は従来のプランである「オリジナルプラン」に加えて新たに「セレクトプラン」というプランを加えることになりました。

このプランは「低コスト」と「多様性」にこだわってファンドを選択したことや、同業他社よりも後発でリリースしたこともあり、

  • ローコストインデックス(eMAXIS Slimや「雪だるま」シリーズ、iFreeシリーズ)満載
  • 独立系投信(ひふみ年金やセゾン投信)を網羅
  • アクティブファンドもしっかり

といったいわば全部入りのファンド構成となっているのが特徴です。

そこで私がSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」の新プラン「セレクトプラン」に乗り換える理由については以下のとおりです。

  • 他社に乗り換えるより簡単だから
  • まだiDeCo資産が少ないから
  • 現状ではほぼベストなファンド構成だから

では、それぞれの理由についてみてみましょう。

他社に乗り換えるより簡単だから

SBI証券のiDeCoで「オリジナルプラン」から「セレクトプラン」へ移行するには全財産の売却・現金化の上移行する必要があります。

いわば、他社へ移行するのとほぼ同じ手続きが必要となります。

通常の投資信託ならば他社への移行は簡単なのですが、iDeCoはそうはいきません。

金融機関の取引が増えるなど手続きが増えるデメリットがあります。

SBI証券のプラン変更ならば手続きがあるといえども、他社へ乗り換えるよりは簡単ではないかと思ったからです。

まだiDeCo資産が少ないから

iDeCo資産を他の金融機関へ変更した際のデメリットとしてあげられるのが、投資タイミングがずれるということがあります。

プレスリリースでもあるのですが、新プランへの移行は2〜3ヶ月必要とあります。

そのときに株価が変動したりしたらどうしよう・・・と思うのも無理もありません。

私は確定給付企業年金導入企業に勤務していますので、年額144,000円が積み立ての限度です。

2,3ヶ月の間に株価が急上昇して移行しなければもっと儲かったのにと後悔する可能性は少なそうだからです。

積み立ての限度額が少ないのならば、大儲けの可能性も少ないのですから、資産が少ない今だからこそ乗り換えるチャンスだと思っています。

現状ではほぼベストなファンドセレクトだから

今私が加入しているSBI証券iDeCo「オリジナルプラン」は正直なところファンドセレクトがイマイチです。

ですので正直なところ同業他社への移行も考えていました。

しかしながらこのあとご紹介しますが、新プラン「セレクトプラン」は現状考えうるほぼベストなファンドセレクトとなっています。

いわば、新しい後発のiDeCo金融機関ができたような感じですよね。

私が考えているインデックスファンドもeMAXIS Slimや「雪だるま」シリーズと現在考えうるローコストインデックスファンドがこれでもかと詰め込まれているので現状ではしばらくはお付き合いができるかなと考えています。

では、次に「セレクトプラン」で扱われる予定のファンドについてご紹介します。

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セレクトプランで取り扱われるファンド

次にSBI証券iDeCoの新プラン「セレクトプラン」で取り扱われるファンドについてご紹介します。

ファンドはニュースリリースで「低コスト」と「多様性」にこだわって選定したとあるとおり、eMAXIS Slimシリーズを中心とするローコストインデックスファンドとひふみ年金やセゾン投信などのアクティブファンドを含めた最新の全部入りとなった34ファンドとなっています。

ジャンル別にそれぞれのファンドについてまとめてみました。

国内株式

運用種別 商品名 委託会社 信託報酬(税込)
インデックス eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 三菱UFJ国際 0.17172%以内
インデックス <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド ニッセイ 0.17172%以内
アクティブ ひふみ年金 レオス 0.8208%
アクティブ つみたて椿 大和 0.972%
アクティブ SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ<DC年金> SBI 1.62%
アクティブ 野村リアルグロース・オープン(確定拠出年金向け) 野村 0.918%

これにくわえてアクティブファンド1種類が追加予定となっています。

2018.11.3追記

国内株式ファンドのうち1ファンドが決定していない状態でしたが、このたびファンドが決定しました。

決定したファンドは野村リアルグロース・オープン(確定拠出年金向け)というアクティブファンドです。

私はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が入ってほしいなぁと思っていましたが、その期待はもろくも崩れ去ってしまった結果となっています。

全世界株式

運用種別 商品名 委託会社 信託報酬(税込)
インデックス SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)) SBI 0.15%程度
インデックス eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 三菱UFJ国際 0.15336%以内
インデックス EXE-i グローバル中小型株式ファンド SBI 0.3304%程度
アクティブ セゾン資産形成の達人ファンド セゾン 1.35%±0.2%

先進国株式

運用種別 商品名 委託会社 信託報酬(税込)
インデックス eMAXIS Slim先進国株式インデックス 三菱UFJ国際 0.11772%以内
インデックス <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイ 0.11772%以内
インデックス eMAXISSlim米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際 0.1728%以内
インデックス iFree NYダウ・インデックス 大和 0.243%
インデックス インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用) 日興 0.3024%
アクティブ 農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド 農林中金 0.972%
アクティブ ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) ラッセル 1.4364%
アクティブ 朝日Nvestグローバルバリュー株オープン(愛称:Avest-E) 朝日ライフ 1.944%

新興国株式

運用種別 商品名 委託会社 信託報酬(税込)
インデックス eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 三菱UFJ国際 0.20412%以内
アクティブ ハーベスト アジア フロンティア株式ファンド SBI 2.0972%程度

国内・先進国REIT

運用種別 商品名 委託会社 信託報酬(税込)
インデックス <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド ニッセイ 0.27%以内
インデックス 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 三井住友 0.3024%以内

国内・先進国・新興国債券

投資先 運用種別 商品名 運用会社 信託報酬(税込)
国内債券 インデックス eMAXISSlim 国内債券インデックス 三菱UFJ国際 0.15012%以内
先進国債券 インデックス eMAXISSlim 先進国債券インデックス 三菱UFJ国際 0.1836%以内
先進国債券 インデックス インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用) 日興 0.2808%
先進国債券 アクティブ SBI‐PIMCO 世界債券アクティブファンド(DC) SBIボンド 0.81432%
新興国債券 インデックス iFree 新興国債券インデックス 大和 0.2376%

バランス

運用種別 商品名 運用会社 信託報酬(税込)
インデックス eMAXISSlimバランス(8資産均等型) 三菱UFJ国際 0.17172%以内
アクティブ iFree 年金バランス 大和 0.17172%
アクティブ SBIグローバル・バランス・ファンド SBI 0.2891%程度
アクティブ セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド セゾン 0.6%±0.02%

SBIグローバル・バランス・ファンドは指定運用商品となっており、運用商品が指定されていない場合にはこのファンドが運用されることとなります。

「オリジナルプラン」では定期預金が指定運用商品だったのですが、「セレクトプラン」はこのバランスファンドとなりリスク商品がデフォルト

となりますので注意が必要です。

ターゲットイヤー

商品名 運用会社 信託報酬(税込)
セレブライフ・ストーリー2025 SBI 0.6880%程度
セレブライフ・ストーリー2035 SBI 0.6922%程度
セレブライフ・ストーリー2045 SBI 0.6950%程度
セレブライフ・ストーリー2055 SBI 0.6769%程度

コモディティ

商品名 運用会社 信託報酬(税込)
三菱UFJ 純金ファンド (愛称:ファインゴールド) 三菱UFJ国際 0.972%程度

元本確保型

商品名 委託会社
あおぞらDC定期(1年) あおぞら銀行
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セレクトプランへの変更手続方法

つぎにSBI証券iDeCoのプランを「オリジナルプラン」からセレクトプランへ変更する方法についてご紹介します。

まずはSBI証券のiDeCoページへアクセスしてください。

iDeCo(個人型確定拠出年金)|SBI証券
iDeCo(個人型確定拠出年金)ならSBI証券。取扱商品は低コストのインデックスファンドからアクティブファンドまで充実の品揃え。しかもSBI証券の運営管理手数料は0円。今注目の年金制度であるiDeCo(イデコ)を始めるならSBI証券で。

そして下の部分にアクセスページがありますのでクリックしてください。

SBI証券イデコトップページ

ボタンをクリックすると別タブで各種変更手続きページへ移行します。

2018年11月よりプラン変更手続きリンクが設定されていますので写真の部分をクリックします。

SBI証券イデコプラン変更ページ

もしくは同じページ内で以下の部分をさがしてクリックします。

SBI証券イデコプラン変更2

すると別ウィンドウで、書類請求フォームがでてきます。

最初はプラン変更届にチェックを入れてから「次へ進む」をクリック
します。

SBI証券イデコプラン変更3

つぎに必要事項を入力します。

入力に必要な項目は以下のとおりです。

  • 氏名
  • 郵便番号・住所(漢字・カタカナ)
  • 連絡先電話番号
  • 基礎年金番号

SBIsecideco5

基礎年金番号がわからない方は以下の方法でチェックしてくださいね。

  1. 年金手帳をみる
  2. ねんきんネットでチェックする
  3. SBI証券iDeCo専用ページでチェックする

3番のSBI証券iDeCo専用ページのチェック方法ですが、

  1. ログインする
  2. 「加入者情報」をクリックする
  3. ページ内に表示される基礎年金番号を転記する

これでOKです。

SBI証券イデコプラントップページ

その後、住所等の確認を経た後、受付されます。

書類が届いたら

SBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」セレクトプランへの変更書類の請求が完了すると、

数日後には手元に変更書類が届きます。

届くとこのような書類が入っています。

SBI証券プラン変更届

各項目としてはいたってシンプルなもので、

  • 加入者ID
  • 基礎年金番号
  • 氏名
  • 住所
  • 生年月日
  • 連絡先電話番号

以上を記入したあと、

オリジナルプランからセレクトプランへ変更するかセレクトプランからオリジナルプランへ変更するかを選択するにチェックを入れることになります。

印鑑は不要で、このプラン変更届を付属の返信用封筒に入れて返送すればOK。

プラン変更届受領後の掛金について

次にオリジナルプランからセレクトプランへの変更を行った際の掛け金についてどうなるかについて記載がありましたのでまとめてみます。

SBI証券へ書類が到着した日付が1〜5日と6〜31日(締め日が土日祝日の場合前営業日)によって新プランへの変更する日程が変わってきます。

変更届がSBI証券へ到着する日付が1〜5日の場合

到着した翌月の中旬にSBI証券からIDとパスワードが発行されます。

そして同じ月の26日より引き落とされる掛け金から新プラン(ここではセレクトプラン)となります。

変更届がSBI証券へ到着する日付が6〜31日の場合

到着した翌々月の中旬にSBI証券からIDとパスワードが発行されます。

そして同じ月の26日より引き落とされる掛け金から新プラン(ここではセレクトプラン)となります。

前プランで運用している金融資産はどうなるの?

SBI証券のiDeCoで「オリジナルプラン」と「セレクトプラン」は同じ証券会社でありながら全く別の金融機関と同じような取り扱いとなっていることは冒頭でもお話しました。

では、前のプラン(この場合だと「オリジナルプラン」)で運用していた金融資産はどのようになるのでしょうか?

プラン変更届に記載されていた内容では

  1. 新プランでのID発行後にSBI証券の任意のタイミングで現金化
  2. プラン変更届の締日(毎月5日)から2〜3ヶ月後に移し換えされる

というスケジュールとなっています。

つまりプラン変更届を出した後の金融資産はリスク資産の場合、いつ解約されるかわからないということになります。

それならばプラン変更届を出す前に自分でリスク資産を解約して現金化して申し込むほうがいいのではないかと感じました。

その方が、ある程度自分の想定する損益を確定してから乗り換えることができるからです。

SBI証券の任意の時期に解約されてしまうと、良いとしても悪いとしてもなんとも気持ちが悪いですね。

私はこれから資産を解約してからプラン変更届を提出するようにしたいと思っています。

私も変更手続き中ですので分かり次第この記事を変更します。

2018.1.26追記
結局リスク資産を解約せずにプラン変更を提出してしまい、少し後悔しています。
そのことについて書いた記事はこちらです。↓

SBI証券iDeCoオリジナルプランから移行した際に注意したい点をまとめてみた
SBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)は従来型のプランを「オリジナルプラン」、そしてローコストインデックスファンドを中心とした新プランを「セレクトプラン」として2種類のプランを用意しています。 「オリジナルプラン」の加入者だった私は「

プラン変更のIDと初期パスワードの書類が届く

セレクトプランの変更書類を発送して2ヶ月が経過しようとした頃、ようやくSBI証券からオリジナルプランからセレクトプランへの変更書類が届きました。

SBI証券セレクトプラン変更完了書類

中に入っていたのは

  1. iDeCoプラン変更 ID及び初期パスワードのお知らせ
  2. SBI証券iDeCo よくあるご質問
  3. SBI証券iDeCo 指定運用方法に関するご案内

の3枚です。

指定されたサイトにログインしてみると・・・

SBI証券iDeCoセレクトプラントップ画面

今までおなじみ(?)だったオリジナルプランの画面と全く同じで、オレンジで「セレクトプラン」と入っているだけでした。

まだ、IDが届いた時点では資産の移し替えが行われておらず、これから移し替えが行われるみたいですね。

ただ、それがいつかはわかりません・・・

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まとめ:SBI証券iDeCoに加入の方は一度検討を

SBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」でリリースされる新プラン「セレクトプラン」に私は乗り換えることについてお話ししました。

ポイントとしては

  • 他社乗り換えよりラク
  • iDeCo資産が少なく乗り換えデメリットが少ない
  • 新プランのほうがローコストインデックスが多く私向き

なのが乗り換える理由となります。

ただ、乗り換えるかどうかは加入されている方それぞれによって異なる(特にiDeCo資産が多い方)のでメリット・デメリットを含めて検討してみてはいかがでしょうか。

ただ、近年加入できるようになった公務員や確定給付企業年金導入企業にお勤めの方、専業主婦の方などは資産も少ないと思われますので、

プラン変更を考えることは十分価値があることだと思っています。

今回私がSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」でプラン変更をするにあたって考えたことも参考にしていただければ幸いです。

では、またよろしくです!

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