SBI証券iDeCoのファンド数が削減されることになった件

iDeCo(個人型確定拠出年金)において、メジャーな金融機関としてSBI証券があります。

私も加入しているのですが、ここのファンドのラインナップは良くも悪くもごちゃまぜというのが特徴的でした。

ファンド数は現在なんと67種類。

さすがに多すぎるだろうと思っていたのですが、法律によりファンド数が35種類に制限されることになったのを受け、どのように対応するのかが焦点となっていました。

そのようななか、SBI証券が法規制に対応することになりましたので、どのようになるのか、そして持っているファンドはどの様になるのかについてまとめてみました。

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SBI証券iDeCoファンド数削減について

冒頭でもお話しましたが、SBI証券のファンドのラインナップ良くも悪くも非常に多く、ファンドの選択は非常に難しい状況でした。

「確定拠出年金制度等の一部を改正する法律」の施行により以下のような規定が盛り込まれました。

  • 確定拠出年金の運用方法(運用商品)の選定・提示に関する基準の見直し
  • 運用関連運営管理機関が選定・提示する運用商品の上限数を35以下にする

iDeCoでは老舗であるSBI証券はライバルの証券会社と比較してファンド数が非常に多かったのでが、やはりファンド数がしぼられることに。

では、どのようなファンドが絞られるのかについてご紹介します。

削減されるファンドについて

次にどのようなファンドが削減されるのかご紹介します。

それぞれのジャンル別にご紹介していきましょう。

元本確保型商品

商品名
第一のつみたて年金(5年)
スミセイの積立年金保険(5年)
スルガ確定拠出年金スーパー定期(1年)

元本確保型の商品は、積み立て年金保険があったのが特徴的でしたが、ばっさりと切られ、他社と同じく定期預金1種類(あおぞらDC定期1年)のみとなります。

国内株式

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ DCニッセイ日経225インデックスファンドA 0.19 0
パッシブ ニッセイ日経225インデックスファンド 0.25 0
パッシブ 朝日ライフ日経平均ファンド 0.5 0
パッシブ MHAM TOPIXオープン 0.65 0
パッシブ 日経225ノーロードオープン 0.8 0
アクティブ 三井住友バリュー株式年金ファンドDC 1.3 0
アクティブ DCグッドカンパニー(社会的責任投資) 1.42 0

インデックスファンド・アクティブファンドともにばっさりとカットされています。

外国株式

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用) 0.28 0
アクティブ ハーベスト アジア フロンティア株式ファンド 1.34 0.3
アクティブ シュローダーBRICs株式ファンド 1.88 0.3

さすがにiDeCoのメインである外国株式のアセットでは削減されるファンドは少なめとなっています。

国内債券型

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
アクティブ 野村 日本債券ファンド(DC) 0.55 0

もともと国内債券ファンドは少なかったのですが、アクティブファンドが削減されることに。

海外債券型

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ 三井住友・DC外国債券インデックスファンド 0.21 0
アクティブ SBI‐PIMCOジャパン・ベターインカム・ファンド 0.225 0
パッシブ EXE-i 先進国債券ファンド 0.23 0
パッシブ インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用) 0.26 0
アクティブ 国際グローバル・ソブリン(DC) 1.25 0

海外債券型のファンドはかなり絞られることになりました。

アクティブは消滅し、先進国債券・新興国債券それぞれ1ファンドずつとなっています。

しかもSBIアセットマネジメントのローコスト商品であるEXE-i先進国債券ファンドも削減されることから思い切った取捨選択を行っていますね。

一時は一世を風靡したグローバル・ソブリン・オープン(DC年金)も除外されることになりました。

REIT(不動産投資信託)型

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ EXE-i グローバルREITファンド 0.23 0
パッシブ 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.53 0
パッシブ DCニッセイJ-REITインデックスファンド 0.55 0
アクティブ MHAM J-REITアクティブファンド(DC) 1.0 0.3

REIT型もばっさりとカットされることになりました。

残るのはインデックス型の国内・海外REITファンド1種類づつとなっています。

バランス型

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
アクティブ セレブライフ・ストーリー2025 0.44 0.3
アクティブ セレブライフ・ストーリー2035 0.44 0.3
アクティブ セレブライフ・ストーリー2045 0.44 0.3
アクティブ セレブライフ・ストーリー2055 0.44 0.3
パッシブ eMAXIS最適化バランス(マイゴールキーパー) 0.5 0
パッシブ eMAXIS最適化バランス(マイディフェンダー) 0.5 0.05
パッシブ eMAXIS最適化バランス(マイミッドフィルダー) 0.5 0.05
パッシブ eMAXIS最適化バランス(マイフォワード) 0.5 0.1
パッシブ eMAXIS最適化バランス(マイストライカー) 0.5 0.1
アクティブ DCニッセイパトナム・グローバルバランス債券重視型 1.1 0

ほんらいはこれでもかというくらい詰め込まれていたバランス型ですが、こちらも大幅に削減されています。

コモディティ

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ ダイワRICIコモディティ・ファンド 1.03 0

コモディティファンドも削減され、純金ファンドのみとなりました。

これからどうなるの?

つぎに、これらラインナップから除外されたファンドがどの様になるのかについてご紹介します。

  • 2018年4月30日までの資産:このまま運用を続けられます。
  • 2018年5月1日以降に追加購入した資産:除外が決定した時点で現金化(時価で売却)されます。

2018年4月30日までに購入した資産をお持ちの方はあわてて売却せずにしばらく様子をみていただくことをおすすめします。

乗り換えなどは除外されるファンドの取扱が最終的に決定したあとでも遅くありませんので、落ち着いてSBI証券の通知などを待ってくださいね。

しかしながら、2018年5月1日以降に購入した場合には除外に対する賛否を問うとしていますが、これらの提案は概ね通りますのでできるだけ早く積み立てるファンドを乗り換える(スイッチング)ことをおすすめします。

感じたこと

SBI証券のiDeCoで取り扱うファンドが32ファンド減少することについて感じたことをつぎにお話したいと思います。

感じたのは以下のポイントです。

  • もっと減らしてもいいのでは?
  • ファンドを入れ替えてもいいのでは?

もっと減らしてもいいのでは?

まず感じたのはこのポイントです。

今回発表された除外ファンドを差し引いても38ファンドとなります。

法律上の猶予期間(2023年まで)が終了するまでに35ファンドにする必要がありますので、これからもさらにファンドを減らす必要があります。

そのため、運用資産やビジネス上の理由で除外できないかもしれませんが、どうせならば早いうちに運用資産額が少ないファンドなどは早めに打ち切ったほうがいいと私は感じました。

できれば35商品よりも少ないラインナップにしておき、取り扱うファンドを増やしたいときの余地を残しておいたほうがよりよい商品の品ぞろえができるのではないかと。

どうせならファンドを入れ替えてもいいのでは?

これだけ多くのファンドを除外するのですから、どうせなら思い切ってファンドを入れ替えてもいいのではないかとも感じました。

バランス型でもiFree8資産バランスが取り扱われていますが、eMAXIS Slim8資産均等型を検討するなど思い切った商品の入れ替えも検討していただけたらと思います。

SBI証券のiDeCoは老舗だけあって後発組の証券会社と比較し、ファンドのラインナップが良くも悪くも古いイメージがあります。

これだけばっさりと除外しなければならないのならば、ファンドをたとえばeMAXIS Slimシリーズを導入する、EXE-iつみたてシリーズを入れるなどローコスト商品がゾクゾクと誕生していますので、入れ替えるというのも手だなと感じました。

まとめ:サイトも使いやすくなるといいな

今回はSBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)プランのファンドラインナップが大幅に除外されることについてお話しました。

法律に定められた35ファンドの是非はともかく、SBI証券のファンドラインナップの多さはわかりにくかったことは事実です。

除外されたファンドに拠出されている方はあわてず、新しいファンドに乗り換えていただきたいですね。

それを改める機会となったのは良かったのではないかと思います。

SBI証券でiDeCo資産を託している一人として、つぎはサイトのみやすさを改善していただけるとうれしいなと思いました。

では、またよろしくです!