【2018年版】SBI証券のiDeCoプランを徹底レビュー

SBI証券イデコ(個人型確定拠出年金)プランを徹底レビュー

iDeCo(個人型確定拠出年金)において非常に重要なのが金融機関選びです。

これによって自分が投資したい商品や資産から有無を言わさず差し引かれる手数料によって将来受け取れる年金の金額が変わってきますので、お付き合いする金融機関選びはとても大切。

今回は私も利用しているSBI証券のiDeCoプランについてどのようなものなのかご紹介します。

2018.10.6追記

1:SBI証券では現在ファンド数の見直しが行われています。

多数のファンドが見直しにより削減される予定となっています。

ファンド見直し予定商品はこの記事でも除外対象の運用商品と記していますのでご注意ください。

2:SBI証券iDeCoプランに新プランの「セレクトプラン」が登場することになりました。

新プランの登場にともない、従来のファンドプランは「オリジナルプラン」という名称となります。

それぞれのプランに互換性はなく、プラン変更に際しては全財産の売却・現金化をしたうえで変更となりますので事実上新しい金融機関への変更と似たスタイルとなります。

詳細につきましては以下の記事をお読みください。

SBI証券iDeCoの新プラン「セレクトプラン」に乗り換える3つの理由
SBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」といえば、iDeCo(個人型確定拠出年金)では大手の一角となっています。いわば老舗なのですが、老舗ならではの問題点がありました。それはファンド数が多すぎること最新のローコストインデックスフ

正式にプランが追加された際にはあらためてお知らせいたします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

SBI証券のiDeCo「オリジナルプラン」を一言で言うと

SBI証券のiDeCoプラン「オリジナルプラン」の特徴は以下のとおりです。

  • 充実したファンド数
  • 金融機関の取り分の手数料がゼロ
  • ユーザビリティはいまいち

それぞれの特徴とはどのようなものでしょうか?

充実したファンド数

なんといってもSBI証券のiDeCoプランではファンド数が非常に多い状態でした。

国内外株式・債券・REITなどのリスク型商品、預金や保険などの元本確保商品ふくめて68種類に達していたのです。

これは他の金融機関ではファンド数を絞り込んでいるのとは正反対で、豊富な選択肢を提供している一方で多すぎる選択肢で混乱してしまう

という特徴をもっていました。

ところが、法規制によるファンド数制限により、現在は38ファンドと削減されることになりました。

このオリジナルプランではファンド数の削減が行われたのみで、最新のローコストインデックスファンドは新プラン「セレクトプラン」に採用されています。

金融機関の取り分の手数料がゼロ

iDeCoの手数料は3種類存在しています。

  • 国民年金基金連合会
  • 信託銀行
  • 金融機関

それぞれ手数料を拠出金から毎月差し引かれます。

SBI証券では、このうち3番目の金融機関(この場合SBI証券)の手数料が無料となっています。

これはiDeCoを続けていくうえでは非常に重要な点であると私は思っています。

どのような事情でも毎月資産から差し引かれるこれら手数料は少なければ少ないほどいいのですが、

上の2つの手数料はiDeCoを続けていくうえでは減らすことのできない手数料です。

となると、最後の金融機関の手数料が無料というの大きなアドバンテージですね。

ユーザビリティはいまいち

SBI証券iDeCoプランのサイトは証券会社とは別ドメインのページとなっていて、同じ証券会社でありながら、事実上2つの口座をそれぞれもっているといったサイト構成となっています。

IDやパスワードも別ですし、以前からの確定拠出年金サイトをそのまま使用していますので、ユーザビリティは決して良いとはいえません。

これはユーザビリティを考えた他の証券会社のサイトと比較してのマイナスポイントとなります。

商品ラインナップについて

現在SBI証券で取り扱っている商品は国内外株式やバランスファンドなど証券会社自体の投資信託取扱数と同じように非常に多くなっていましたが、

ファンド数の見直しが行われ、2018年現在68ファンドあったものが38ファンドが「オリジナルプラン」として存続する予定です。

なお、削除対象商品に「【除外対象の運用商品】」と記しています。

単にリストを見てみても何がなんだかわかりませんのでそれぞれの商品についてご紹介します。

ここでは以下のような分類でリストアップしてみました。

  • 元本確保商品
  • 国内株式型
  • 海外株式型
  • 国内債券型
  • 海外債券型
  • REIT型
  • バランス型
  • 金・コモディティ

信託報酬は税別となっています。

公式には内外株式とされているものでもメインが国内株式に投資しているファンドの場合には国内株式などのジャンルに入れています。

元本確保商品

元本確保商品は以下のとおりとなっています。

商品名
第一のつみたて年金(5年)
【除外対象の運用商品】
スミセイの積立年金保険(5年)
【除外対象の運用商品】
あおぞらDC定期(1年)
スルガ確定拠出年金スーパー定期(1年)
【除外対象の運用商品】

銀行の定期預金や保険商品で構成されています。

加入した状態ではスルガ確定拠出年金スーパー定期(1年)に100%拠出するという設定となっています。

元本確保商品はiDeCoにおいては現在のところ運用益をもたらさないと言ってもいい商品ですが、定期預金に預けて拠出額を所得控除に入れて節税するという選択肢もありだと思います。

国内株式型

国内株式型はインデックス型、アクティブ型を含めて以下のとおりとなっています。

表では、信託報酬が安いものの順で並べています。

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 0.16 0
パッシブ DCニッセイ日経225インデックスファンドA
【除外対象の運用商品】
0.19 0
パッシブ SBI TOPIX100・インデックスファンド(DC年金) 0.24 0
パッシブ 野村DC・JPX日経400ファンド 0.25 0
パッシブ ニッセイ日経225インデックスファンド
【除外対象の運用商品】
0.25 0
パッシブ 朝日ライフ日経平均ファンド
【除外対象の運用商品】
0.5 0
パッシブ MHAM TOPIXオープン
【除外対象の運用商品】
0.65 0
アクティブ ひふみ年金 0.76 0
パッシブ DIAM日経225ノーロードオープン 0.8 0
アクティブ 三井住友バリュー株式年金ファンドDC
【除外対象の運用商品】
1.3 0
アクティブ DCグッドカンパニー(社会的責任投資)
【除外対象の運用商品】
1.42 0
アクティブ SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ<DC年金> 1.5 0.3
アクティブ フィデリティ 日本成長株ファンド 1.53 0
アクティブ みのりの投信(確定拠出年金専用) 1.55 0
アクティブ スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド 1.7 0.3

投資スタイルがパッシブと書かれているものはインデックスファンドと読み替えてもいいですね。

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドはTOPIX(東証株価指数)をベンチマーク(指標)に連動するよう運用されており、信託報酬は0.16%と非常に安価となっています。

日経平均株価に連動するタイプでもDCニッセイ日経225インデックスファンドAが、0.19%と0.2%を割り込むローコストファンドが設定されています。

一方で、アクティブ型でもっとも注目すべきファンドは現在非常に有名な投資信託であるひふみ投信を確定拠出年金向けにしたひふみ年金です。

また、投資信託を解約する際に支払ういわば「手切れ金」の信託財産留保金が設定されているファンドはパッシブ・アクティブともに少ないのも一つの特徴といえます。

海外株式型

海外株式型はパッシブ・アクティブ双方とも充実したファンド数となっています。

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ DCニッセイ外国株式インデックス 0.21 0
パッシブ iFree NYダウ・インデックス 0.225 0
パッシブ EXE-i 先進国株式ファンド 0.23 0
パッシブ EXE-i 新興国株式ファンド 0.23 0
パッシブ EXE-i グローバル中小型株式ファンド 0.23 0
パッシブ インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)
【除外対象の運用商品】
0.28 0
パッシブ 三菱UFJDC新興国株式インデックスファンド 0.55 0
パッシブ DC外国株式インデックスファンド 0.8 0.2
アクティブ 農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド 0.9 0
アクティブ ハーベスト アジア フロンティア株式ファンド
【除外対象の運用商品】
1.34 0.3
アクティブ ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) 1.35 0
アクティブ キャピタル世界株式ファンド(DC年金用) 1.42 0
アクティブ 朝日-Nvestグローバルバリュー株オープン 1.8 0.3
アクティブ シュローダーBRICs株式ファンド
【除外対象の運用商品】
1.88 0.3

インデックスファンドの場合、SBI証券での特徴は海外のETFへ投資するインデックスファンドシリーズ”EXE-iシリーズ”が取り入れられているということです。

現在流行している米国株に投資するファンドとしては、iFree NYダウ・インデックスを、また先進国株式に投資するインデックスファンドはDCニッセイ外国株式インデックスが設定されています。

国内債券型

国内債券型は以下の2ファンドが設定されています。

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ 三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金) 0.12 0
アクティブ 野村 日本債券ファンド(DC)
【除外対象の運用商品】
0.55 0

パッシブ・アクティブ1種類ずつとシンプルですが、これだけで十分だと私は思います。

海外債券型

海外債券型はローコストのファンドを中心に設定。

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ 三井住友・DC外国債券インデックスファンド
【除外対象の運用商品】
0.21 0
パッシブ 野村外国債券インデックスファンドDC 0.21 0
アクティブ SBI‐PIMCOジャパン・ベターインカム・ファンド
【除外対象の運用商品】
0.225 0
パッシブ EXE-i 先進国債券ファンド
【除外対象の運用商品】
0.23 0
パッシブ インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)
【除外対象の運用商品】
0.26 0
パッシブ 三菱UFJDC新興国債券インデックスファンド 0.52 0
アクティブ 国際グローバル・ソブリン(DC)
【除外対象の運用商品】
1.25 0

海外債券型のファンドで気になる為替の影響ですが、これをヘッジするインデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)が設定されているのが特徴的です。

ちなみに海外債券型ではすべてのファンドの信託財産留保額がゼロとなっています。

REIT型

REIT型もローコストなインデックスファンドを中心にラインナップしています。

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ EXE-i グローバルREITファンド
【除外対象の運用商品】
0.23 0
パッシブ DCニッセイJ-REITインデックスファンドA 0.25 0
パッシブ 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 0.28 0
パッシブ 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)
【除外対象の運用商品】
0.53 0
パッシブ DCニッセイJ-REITインデックスファンド
【除外対象の運用商品】
0.55 0
アクティブ MHAM J-REITアクティブファンド(DC)
【除外対象の運用商品】
1.0 0.3

REIT型も国内外の不動産へ投資するファンドを複数設定しています。

また、全体的に信託報酬も低めのものが採用されているのが特徴的です。

バランス型

豊富な運用商品があるためにポートフォリオの構成が難しいかたにおすすめなのが、バランス型の商品です。

このジャンルはある意味確定拠出年金向けともいえるため、多数のファンドが設定されています。

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
パッシブ DCインデックスバランス(株式20) 0.17 0
パッシブ DCインデックスバランス(株式40) 0.18 0
パッシブ DCインデックスバランス(株式60) 0.19 0
パッシブ DCインデックスバランス(株式80) 0.2 0
パッシブ iFree 8資産バランス 0.22 0
アクティブ セレブライフ・ストーリー2025
【除外対象の運用商品】
0.44 0.3
アクティブ セレブライフ・ストーリー2035
【除外対象の運用商品】
0.44 0.3
アクティブ セレブライフ・ストーリー2045
【除外対象の運用商品】
0.44 0.3
アクティブ セレブライフ・ストーリー2055
【除外対象の運用商品】
0.44 0.3
パッシブ eMAXIS最適化バランス(マイゴールキーパー)
【除外対象の運用商品】
0.5 0
パッシブ eMAXIS最適化バランス(マイディフェンダー)
【除外対象の運用商品】
0.5 0.05
パッシブ eMAXIS最適化バランス(マイミッドフィルダー)
【除外対象の運用商品】
0.5 0.05
パッシブ eMAXIS最適化バランス(マイフォワード)
【除外対象の運用商品】
0.5 0.1
パッシブ eMAXIS最適化バランス(マイストライカー)
【除外対象の運用商品】
0.5 0.1
パッシブ SBI資産設計オープン資産成長型 0.68 0.15
アクティブ 野村DC運用戦略ファンド(愛称:ネクスト10) 0.8 0
アクティブ DCニッセイパトナム・グローバルバランス債券重視型
【除外対象の運用商品】
1.1 0

バランス型は豊富な商品が揃っている一方、高コスト商品が多いのが気になります。

たくさんの種類の資産を運用しているから高コスト商品を選ぶのではなく、安い商品もありますのでそちらを運用するようにしたいですね。

ちなみに私はiFree 8資産バランスをiDeCoで運用するようにしています。

金・コモディティ

株式や債券といって伝統的な金融資産だけではなく、金やコモディティに投資するファンドも採用されています。

投資スタイル 商品名 信託報酬合計 信託財産留保額
アクティブ 三菱UFJ純金ファンド(愛称:ファインゴールド) 0.5 0
パッシブ ダイワRICIコモディティ・ファンド
【除外対象の運用商品】
1.03 0

手数料について

冒頭でもお話ししましたが、SBI証券でiDeCoを運用した場合には金融機関分の取り分の手数料が無条件で無料となっています。

ただし、以下の手数料が必ず必要となりますので気をつけていただければと思います。

A:毎月資金を拠出する場合

手数料徴収先 金額
国民年金基金連合会 月額103円
信託銀行 月額64円
合計 月額167円

B:新たな掛金積立を行わない場合(運用指図者)

手数料徴収先 金額(税込)
信託銀行 64円

これはどの金融機関でも最低限必要な金額となり、これ以外に金融機関によりさまざまな金額の手数料が徴収されます。

この金融機関独自の手数料が無料となっているのですね。

少しでも手数料が節約するとそのぶん拠出資産にもプラスとなりますのでぜひ金融機関選びでは考慮していただければと思います。

C:手続時にかかる手数料

新規加入時や給付時など手続にもそれぞれ手数料がかかりますのでまとめました。

手数料の種類 支払先 金額(税込)
新規加入手数料 国民年金基金連合会 2,777円
給付手数料 信託銀行 432円(1回あたり)
還付手数料 国民年金基金連合会 1,029円(1回)
SBI証券 648円(1回)
信託銀行 432円(1回)
移換時手数料 SBI証券 4,320円

それでは、SBI証券のiDeCoプランにおすすめなタイプはどのような方でしょうか。

このような方におすすめします

商品ラインナップや手数料などをご紹介した後で、どのような方がSBI証券でiDeCoを運用するのがおすすめなのかをまとめてみました。

  • 豊富なラインナップから選びたい方
  • 無駄な手数料を払いたくない方
  • SBIグループが好きな方

豊富なラインナップから選びたい方

SBI証券でiDeCoをするさいにもっとも重要な点がこちらではないかと思います。

手数料無料の他社と比較してもとにかくファンドのラインナップの数が多いのが特徴です。

迷ってしまうのはわかりますが、

数が多いのは力だ!

と感じられる方に特におすすめします。

無駄な手数料を支払いたくない方

SBI証券のiDeCoプランは無条件でSBI証券支払い分の手数料は無料となっています。

そのため、金融機関の取り分の手数料が必要な他社と比較して自分の資産から差し引かれる金額が少なくなります。

差し引かれる金額が毎月少しでも年数がたつと非常に大きな金額となります。

少しでも運用する資産を増やそうとするならば、支払う手数料が少ないほどよいですよね。

そのように感じられる方には金融機関の手数料がゼロ円のSBI証券はおすすめです。

SBIグループが好きな方

最後は好みという点なのですが、SBI証券、住信SBIネット銀行などSBIグループで囲い込まれている方も多いと思います。

私もその一人なのですが、同じグループに囲い込まれるのはある意味同じグループにまとまっていて居心地のいいというメリットもあるのではないでしょうか。

「囲い込まれている」という表現はあまりよくないイメージがありますが、安心していることの裏返しともいえます。

そのため、同じ金融グループで取引をまとめていきたいと思われる方もおすすめしたいですね。

まとめ:私も利用しています。

今回は私が利用しているSBI証券のiDeCoプランについて取扱商品などについてレビューしてみました。

サイトが使いにくいなどの現状では改善すべき点はありますが、ファンドのラインナップの多さ、SBI証券の取り分の手数料がゼロ円であることなどから非常に魅力のある金融機関あると思っています。

現状は別サイト扱いなのでユーザビリティに欠けますが、それをクリアして証券サイトと一体化すればより利用しやすくなります。

それを期待しつつこれからもSBI証券でiDeCoを利用していきたいです。

たくさんあるiDeCoの金融機関を選ぶ参考にして頂けたら幸いです。

では、またよろしくです!

SBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」