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年末調整の配偶者控除等申告書で副業バレを防ぐための方法について考えてみた

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配偶者控除等申告書で副業バレを防ぐ方法

秋になるとサラリーマンにはかならずある書類が届きます。

そう誰もが知っている年末調整の書類です。

今までもあたりまえのように届き、そしてあたりまえのように提出してきました。

ところが2018年からは今までのようにあたりまえに提出することができなくなってしまいました。

とくに私のように副業をしているサラリーマンには大変な状況にされてしまったのです。

2018年(平成30)の年末調整から配偶者控除等申告書の様式が変更され、副業をしている方には非常に大きなハードルとなっています。

今回の記事のテーマは私をふくめた副業をしている配偶者控除等申告書をどのようにして提出するかについて考えてみたいと思います。

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配偶者控除等申告書で副業がバレる!?

今までの年末調整では必要事項をさらさらと書いてはんこをポン!と押して提出するだけでOKでした。

しかしながら、2018年の年末調整ではそのようなことができなくなってしまいました。

特に専業主婦などの配偶者控除を受けられる方には大きなハードルがもうけられることに。

それは、本人・配偶者の給与だけでないすべての所得の見積額の記載が必要になったことです。

今までの配偶者控除申告書の様式がガラッと変わり、提出しなければならない書類が1枚増えるという状況となりました。

そこには恐ろしい表が・・・

配偶者控除申告書所得欄

何気なく書かれている表なのですが、そこに書かれているのは

  1. 給与所得
  2. 事業所得
  3. 雑所得
  4. 配当所得
  5. 不動産所得
  6. 退職所得
  7. 1〜6以外の所得

これらの所得の見積額を書くように!とのこと。

通常のサラリーマンの方は当然ながら1の給与所得だけしか書きませんよね。

しかしながら、副業をされている方はそこだけではなく2番から7番までの項目を書くことが求められています。

副業が禁止されている企業にお勤めの方がこの欄をバカ正直に書いてしまうと会社に私は副業していますよぉと自己アピールしてしまうことになっちゃいます。

しかしながらこれらの収入は申告しなくちゃいけません。

今まで私は確定申告で副業分を申告してきてなんの問題もありませんでした。

この配偶者控除申告書を目の前にして本当にどうしようかと私は悩みました。

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年末調整を乗り切るために考えた方法

どうしようどうしようと頭の中がパニックになったのですが、それをスカッと解決してくださる記事がありました。

税理士のきむらあきらこ先生のブログ「キムラボ」さんの記事です。

【平成30年の年末調整】平成30年分の配偶者控除等申告書の書き方を徹底解説
平成30年分から、保険料控除と配偶者特別控除の申告書の書式が変更されました。このページでは、平成30年の年末調整の際に作成することになる平成30年分給与所得者の配偶者控除等申告書の具体的な書き方を、徹底解説しています。

年末調整のことについてこれでもかと言わんばかりに詳しく書かれています。

ここにすばらしい一言が。

ここを正直に書くことで「副業バレ」することになります。勤め先が副業を禁止している場合は他の所得は記載せず、勤め先の給与収入のみということで配偶者に関する控除を受け、確定申告で控除額を是正するのが無難な対応です。

出典:「キムラボ」平成30年分給与所得者の配偶者控除等申告書の書き方

配偶者控除は給与収入のみ書いて提出して、確定申告で正確な金額を是正する

やはりこの方法でよかったのか!と思っちゃいました。

私の場合には

副業の収入をプラスしても配偶者控除の金額は変わらない

という事情から従来どおり確定申告で正確な金額を申告しようと思っています。

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もしものときにはどうしよう

2018年から複雑になってしまった配偶者控除等申告書。

これらの収入の記載についてどのように対処していくのかについていくつかのパターンで考えてみたいと思います。

配偶者控除等申告書を提出しない

まっさきに思いついたのがこの配偶者控除等申告書を提出しないという方法。

会社に確定申告をするのでこの書類は出したくないと申し出ることです。

最終的には確定申告をするので結果としては同じなのですが、会社に伝えられないことがありますと言っているようなものなのでできるだけ回避したいものですよね。

合計金額だけ書く

副業をしているということを認めたうえで、合計金額だけ書くという方法もあります。

ただ、これだと会社側からきちんと明細を書け!とツッコミが入りそうな気がします。

やはりこれもパスですね。

言い訳を考えたうえで素直に書く

もうにっちもさっちもいかなくなり、きちんと書かなければいけない状況に追い込まれたときのことも考えておかないといけません。

そこで考えたのが突っ込まれてもそれなりに理由となる言い訳を考えておくという方法です。

私の場合ブログを書くことで広告収入などを頂いているので通常は雑所得として申告しています。

この雑所得=FXでもうかったと言おうかなと。

また、その他の所得がある場合でも

配当所得やその他の所得=株でもうかったと言えば角がたたないのかなと思っています。

将来副業収入が増え(希望的観測ですが)、給与所得と副業分がくわわり判定項目が変わったときに会社から問い合わせが来たときには必要

ということで言い訳を考えておくのは、結構重要なのではないでしょうか。

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まとめ:副業をされている方には気をつけましょう

2018年年末調整から複雑になった配偶者控除等申告書で副業バレの可能性が出てきていることについて私がどのようにして乗り切ろうかについて考えてみました。

年末調整では給与収入のみ書いて提出して、最終的には確定申告を行うことで是正することで乗り切っていきたいと考えています。

きむらあきらこ先生以外の方の税理士さんの記事では副業についての記載があいまいで、非常に困惑してしまいました。

会社に言えない副業をされている方は多いはずです。

このままだと副業が禁止されている企業にお勤めの方が副業収入について書いちゃうと大きな問題がおこってしまうことも十分に考えられます。

ただ、税制が変化しているのもまた事実ですので、所得を隠すのではなく、きちんと申告していきたいものですね。

では、またよろしくです!

この記事はあくまで私がどのようにして年末調整を乗り切ろうとするかについて書いたものです。

そのため、正確な情報は会社の勤労部署・税務署・税理士さんから得てご自身で判断して頂きますようお願いいたします。
年末調整確定申告税金
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ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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