お勤めの会社に従業員持株会がある場合、加入している方も多いと思います。
しかしながら、一度設定したっきりでなにもしていない方も多いですよね。
先日会社から持株会の株式がどうなっているかの通知がきたのですが、そろそろ単位株になっていたみたいなので引き出すことにしました。
株をコツコツと買いましていくことを想像することは容易ですが、いざ引き出したりするなどの出口戦略は曖昧な方も多いのではないでしょうか。
この記事ではどのように持株会から株式を引き出して、それを売却する方法についてご紹介しましょう。
そして私の持株会に対するスタンスとどのようにして処理していくかをお話ししたいと思います。
持株会に対するスタンス
私が勤務する会社の持株会に対するスタンスは変わっていません。
- 持株会で保有する株式は単位株になるまで
- 単位株までたまったら引き出して売却
この方針に従って毎月資金を拠出しています。
以前書いたこの記事が参考になりますのでよかったらお読みください。
引き出し方
では、会社に積み立てている持株会にたまっている株式を引き出す方法についてご紹介しましょう。
会社に連絡
まず必要なのは会社へ連絡して持株会の株式を引き出すのに必要な書類をゲットするところから始まります。
私が勤務する会社は淡々と処理をしてくれますのでありがたいのですが、ここは心を鬼にして会社に「持っている株式を引き出したい!」ということを伝えないといけませんので一番の踏ん張りどころとなります。
証券会社への依頼書を書いて提出
つぎに会社から持株会の株式を引き出すための書類が届くことになります。
会社によって異なるのですが、私が勤務する会社は持株会の事務局へ売却の依頼をすることができません。
そのため現金化するためには
- 幹事証券会社の口座を開設
- 引き出し依頼書を記入し提出
- 持株会の口座から個人の口座へ指定した数量の株式が移される
- 売却
このようなステップを踏まなければなりません。
株式を引き出すための書類が届くのはこの2番に該当します。
1番の口座開設は初めて株式を引き出すときには必要なのですが、一旦開設しておくとあとはすべて2番からのスタートとなります。
そして必要な事項(株式数など)を記入して持株会を管理する部署へ提出します。
株式が入庫されているか確認
ここからは事務手続きを会社が行ってくれますのでたまに口座をチェックしておけばいいのですが、
私の勤務する会社は持株会の株式は月に1回決まった日時に口座へ移されます。
そのため、移される予定の日以降に証券会社のホームページへアクセスし、ちゃんと指定した株式が入庫されているかを確認すれば引き出しは完了です。
ただ、私の場合はこれだけでは終わりません。
引き出したその後
株式を幹事証券会社の口座へ引き出した段階で売却することはできます。
ただ、幹事証券会社はいわゆる大手証券会社ですので取引手数料が非常に高いのが難点です。
さらにインサイダー取引防止の観点から私の勤務する会社は1年のうち半分は売却することができません。
そのためすぐには現金化はできないのです。
その期間を利用して私は株式の移管をおこないます。
取引手数料の安い証券会社へ移管
株式の移管とは持っている株式を他の証券会社へ移す手続きのことをいいます。
この手続は通常1ヶ月程度かかるのですが、もともと1年のうち半分は売れない自社株です。
だったら少しでも取引手数料が安い証券会社で売却して取引手数料を節約したいですね。
そのための手続きをおこなうことにします。
ちなみに株式の移管は売却をともないませんのでインサイダー取引とは関係がなく手続きを行うことができますので売却できない期間を利用して自社株を移管させることで少しでも手数料を安くしたいと考えています。
売却→投資待機資金へ
そして取引手数料が安い証券会社へ移管ができれば、いよいよ売却の準備になります。
会社によって異なると思いますが、私が勤務する会社では売却する前に事前に届出書を書くというルールになっています。
ここの手続きをきちんをしないと非常にまずいことになりますので手を抜かずにおこないたいものです。
私の場合届出書を書いたらさっさと売却してしまいます。
損益がいくらかなどの雑念がもやもやとしてきますが、そもそも持株会は会社が補助を出してくれている資金で買った株なので、
ある程度の損益は無視するようにしています。
あくまでプラスアルファになったらいいなというくらいの緩い考えで行っていますのでちょっとした損益は気にしないように気をつけています。
でも、ちょっとはもうかるといいな。
まとめ
今日は私が勤務している会社で保有している持株会の株式を引き出すことにしたのでこれからどうするかをお話ししました。
持株会は会社が補助を出してくれて同じ資金で少し多くの株式が買えるありがたい制度です。
ただそれにどっぷりとハマりすぎると、東芝やタカタのように株価が崩壊する事態になった場合自分の資産も激減することになります。
義務で持っていなければならない場合はともかく、任意でコントロールできるのならばほどほどに付き合っていくほうがいいと思います。
そのようなときにはこのような手続きを踏まないといけませんので参考になれば幸いです。
では、またよろしくです!
コメント