FPの資格を取得しようと一念発起してはや1年5ヵ月。
ようやく私もFPの試験をコンプリートすることが見えてきました。
CFP®資格認定試験6課目すべて1回の試験で合格することができました。
3級試験からうけつづけてかなり遠回りになった気もしますが、一区切りついた気持ちでとても嬉しい気持ちでいっぱいです。
そして合格したことをツイートすると、みなさんから温かいメッセージやいいねをいただくことができました。
あまりかっこいいことは言えませんが、私自身の一区切りとしてどのようにCFP試験に取り組んだのか、そして勉強時間などもろもろの感想についてまとめてみたくなったんですね。
金融業界未経験である私がどのようにしてCFP®試験にとりくんだのか、この記事ではご紹介していきたいと思っています。
CFP®試験6課目一発合格して感じたこと
では早速CFP®試験を6課目同時に受験して、そして一発で合格したことについて感じたことをまとめてみたいと思います。
孤独の10ヶ月間だった
私はもともと2020年6月の第1回試験を受験する予定でした。
ところが新型コロナウイルス感染症により試験中止に。
2020年2月から5月にかけては新型コロナウイルス感染症による世の中の混乱(いわゆる「コロナ禍」)に私も巻き込まれて、メンタルがおちこんでいました。
俗に言うコロナ鬱ってやつですよね。
CFP®試験も生きていく上では不要不急な試験だと思ってしまいましたので、数ヶ月手に付かない状態が続きました。
その後状況も落ち着いてきたため、どうせならば勉強したら自分のためになるやという気持ちが芽生えてきて勉強再開。
ただ、予備校に通っていたりするわけではなく、数少ない通信教育の講座を受講し、大量の問題集とテキストと格闘する日々を送ってたんですね。
メジャーな資格だと職場など仲間などいるかもしれませんが、業界の外だとマイナーなCFP資格。
ずっと一人で勉強していてかなりしんどかったなぁということが思い出されます。
不要不急の業務独占資格でない民間資格のために心が折れる
私はCFP®試験に合格したからといって会社から資格手当などがもらえたり昇進ができるわけではありません。
完全な自己満足。
そのくせに内容は超ハードモードなんですよね。
さらに私は物覚えや計算問題ができなかったり、電卓の操作が下手くそでミスをしまくったりと通常の方よりも多くの勉強時間がかかりました。
一人で黙々と自宅や図書館の自習室で問題を解いては自分の物覚えの悪さに腹が立ったり、
業務独占資格でない民間資格のため勉強していても意味はないのではないかと不安になる毎日でしたね。
ちょっとは知識が身についたかなと思う
そして最後に感じるのはちょっとはお金の知識が身についたかなと思えるようになりました。
FPの資格を受けようとしたきっかけはブログ書いてるくせにマネーの知識がないと痛感したからなんですね。
Twitterなどで指摘を受けても答えられない自分にたいするもどかしさ。
ちょっとでもお金の知識を身につけようと3級FPから頑張った1年半です。
これだけやったらさすがに実感してます。
ちょっとはお金の知識が身についたかな?と。
もちろんプロの方にはとてもじゃないけど、薄っぺらいものであることは痛感しています。
ただ、以前ブログを書いていたときよりはマネーの知識がついたと自己満足していますので、これでよかったのかなと感じていますね。
CFP®試験の勉強内容
いろいろと感傷的にひたってしまったのですが、次に私が取り組んだCFP®試験の勉強内容について振り返ってみたいと思います。
教材
通信講座
勉強したのはベースとしてはFPK研修センターの通信講座でした。
この講座にはWebやDVDによる講義が見られるコースとテキストだけで勉強する、そして両方受けるコースがあります。
私は長時間動画を見るくらいなら問題を解こうとするタイプなので、テキストタイプの教材を選択。
くわしい教材の紹介は以下の記事をご覧くださいねー。
過去問3回分
通信講座の教材は過去の問題に対しては徹底的に解説されているので安心感をもっていたのですが、
最新の問題に対応するためと、1課目2時間で50問とかなければならないので時間を把握するために過去3回分の問題をコンビニで印刷して使用しました。
自家製暗記データ
CFP®試験では暗記する項目もたくさんあります。
メジャーな資格試験ならばスマホアプリなどの教材が充実していますよね。
ところがそんな便利なものがないのがCFP®試験の悲しいところ。
そこで私は暗記する項目を暗記アプリに手打ちして覚えていました。
いわゆる単語帳の電子版といったところです。
2級FP試験のときに使っていたデータを各分野にわけ、さらに間違ったりした問題を入力してスキマ時間に暗記するようにしていましたね。
さらには法律改正などの項目も暗記問題として最新の状況を記憶できるようにしていきました。
このアプリに関しては以下の記事にまとめています。
勉強法
勉強法としては至って地味で問題集と通信講座のテキストを行ったり来たりをするというものでした。
時期によっては過去問を併用したりしていました。
通常のインプット・アウトプット
FPK研修センターの通信講座を受講するととても詳しい頻出問題のテキストが付属していました。
一つの問題につき1ページ程度の解説がつき、さらにFP試験に必要な項目がこれでもかといわんばかりに詰め込まれた一冊です。
はっきり言ってFP協会の公式テキストは使いませんでした。
これを最低3回繰り返した後、唯一のバイブルと言っていいくらいのCFP試験精選問題集を最低3回繰り返して1課目終了。
問題はわからないところはひたすら問題と解答をなぐり書きして頭に入れていました。
これを6課目分取り組みましたね。
試験直前期
精選問題集はたしかに過去の問題がギュッと凝縮されていた良質な問題集です。
しかしながら、項目ごとにまとめられていたため実際の試験問題とは雰囲気が違うのと新出問題の違いを痛感していました。
時間配分と緊張感は過去問を経験しなければいけないと痛感しました。
そのため、日本FP協会のマイページに印刷できる過去問がありましたので、それを印刷して解いていました。
解けなかったら解説を読んだり、重点項目テキストをふりかえったり、覚えなくてはいけない項目を暗記アプリに入れたりしています。
これからどうするか
通常ならば数年がかりで取得するCFP®の資格審査試験を一発で合格したわたしですが、これからどうするのかについて考えてみました。
社労士をめざそうと思う
CFP®の勉強をしていて常に感じたのは業務独占資格でこれだけでは役不足だということです。
もちろん、金融業界にいらっしゃる方ならばCFPだけで十分だと思います。
しかしながら、私のような業界未経験の人間にとっては業務独占資格を取得するのがとても大切なのだということを実感しました。
ですので社会保険労務士(社労士)の取得をめざすことにしました。
社労士はCFPならばライフプランニングの分野の社会保険・年金などのセーフティネットのスペシャリストです。
社労士ならCFPとの親和性も高いかなと思いますね。
高いハードルになりますが、思い切ってチャレンジしていきたい。
そう思っています。
CFP®認定者になる
同時にすすめていこうと思っているのはCFP®認定者になるということですね。
今回合格した試験はあくまでCFP®資格審査試験です。
正式なCFP®認定者になるためには実務経験の認定などをうける必要があります。
さらには認定後もスキルをつねにメンテナンスをする必要があります。
そのため、私も正式な形でCFP®認定者になろうと思います。
1級FPの資格も取得する
そして最後に考えているのが1級FPの資格を取得するということです。
CFP®を受験したのは1級FPの資格を取得するためでした。
CFP資格審査試験に合格することで、業界未経験の私でも1級FPを受検することができます。
そこで本来の目的である1級FP取得という大きな目標はぜひ完結させたいなと思いますね。
まとめ:努力がむくわれてよかったです
今回CFP®試験を6課目受験し、無事一発合格できたことについて感じたことや勉強法などについてまとめてみました。
途中新型コロナウイルス感染症による試験中止もあったり、勉強量の多さや目的など見失いかけたこともありましたが、なんとか勉強を続けることができてよかったと思います。
その努力が結果としてわかることで少しは勉強をしてきてよかったかなと思いますね。
これからも自分自身のこれからのために勉強を続けていきたいと思います。
では、またよろしくです!