スポンサーリンク

株式を移管する手続きを徹底解説してみた

スポンサーリンク

荷物を運ぶイメージ

お手持ちの株式やETFを他の証券会社に移したいなぁと思ったときどのようにされるでしょうか。

パターンとしては2つあります。

  1. もともとの株式を売却してその資金を移してあらためて買い直す
  2. 株式を他の証券会社に移管する

1番の「もともとの株式を売却してその資金を移してあらためて買い直す」方法ですが、税金がかかったり、損失が確定したりと極力手続き的には避けたいものですよね。

そこで今回は2番の「株式を他の証券会社に移す」手続きについてお話ししたいと思います。

最初はとっつきにくいですが、書類1枚に書くだけなのでそれほど難しくないと思いますのでぜひ一度お読みいただければと思います。

株式の移管方法について

ではさっそく株式の移管方法についてご紹介していきましょう。

なお、私が利用しているのは特定口座ですので、特定口座間の移管についての説明となります。

特定口座間の移管だと、取得単価もあわせて移管されますので損益がそのまま移ります。

特定口座間の株式の移管ですが、出庫する側と入庫する側の両方ともに特定口座を開設している必要があります。

用意するもの

株式の移管について用意しなければならないものがあります。

それを一覧にしてみました。

必要な書類:

口座振替依頼書(一般口座)

特定口座内上場株式等移管依頼書(特定口座)

本人確認書類(運転免許証等)



必要な項目:

移したい株やETFの銘柄と証券コード

移管先の証券会社の支店名・口座番号

保管振替機構加入者口座コード

まずいちばん必要な口座振替依頼書(一般口座)と特定口座内上場株式等移管依頼書(特定口座)ですが、証券会社に依頼すると入手することができます。

特定口座内上場株式等移管委託依頼書とはこのような書類です。

特定口座内上場株式等移管委託依頼書

この依頼書はSBI証券さんのものなのですが、他の証券会社でもおなじようなフォーマットとなっています。

これにいろいろと必要事項を記入していきます。

そこで必要なのがさきほどご紹介した必要な項目なんですね。

つぎにはこの書類のどのように書いていくかをご紹介していきましょう。

特定口座内上場株式等移管委託依頼書の書き方

準備するものができたら特定口座内上場株式等移管委託依頼書を書いていきます。

各項目としては以下のとおりです。

  1. 住所・氏名・電話番号・生年月日
  2. 振替指示日
  3. 振替先の口座
  4. 株式の明細

順を追ってご紹介します。

大事なポイントは3の振替先の口座と4の株式の明細です。

住所・氏名など

まずは、どの書類でも必須の住所・氏名などを記入します。

電話番号は連絡がつくものがよいと思いますので、携帯電話の番号を記入しておくと良いですね。

あとは生年月日の記入も忘れないで下さい。

振替指示日

次は振替指示日です。

いつにするかの基準ですが、以下のとおりがいいと思います。

  • すぐに移管したい場合:「可能な限り早い日」
  • 日程を決めたい場合:指示日を指定する

これでよいと思います。

ただ、振替指示日は書類が証券会社に到着してから5営業日以降を記入のことと記されているとおり、しばらく先の日程を書くようにしてください。

通常は「可能な限り早い日」でよいと思います。

どれくらいの期間で移管されるの?

株式の移管ですが、どれくらいの期間で移管されるのでしょうか。

以前は2週間ほどかかっていたのですが、最近は早くなりました。

最近移管したときには

書類が証券会社に到着してから1週間程度で移管されていました。

思ったよりも手続きが速いですね。

振替先の口座の書き方

次に振替先の口座の書き方です。

書き方は以下のとおりで大丈夫です。

特定口座内上場株式等移管委託依頼書

書くポイントとしてはこのような感じです。

  • 口座管理機関名:株式を移す先の証券会社の名称を記入します。
  • 部支店名:支店名を記入します。本店の場合には「本店」、その他の名称の場合はそのまま記入します
  • 部支店コード:いわゆる「店番号」です。
  • お客様の口座番号:証券会社の口座番号を記入します。
  • 部支店の所在地:証券会社の所在地を記入します。

加入者口座コードについて

加入者口座コードですが、保管振替機構にて管理されている番号で、証券会社に口座を開設されている方にはすべて番号が付与されています。

コードは21けたの数字です。(長いですね)

このコードがどこにあるのでしょうか。

私が保有している証券会社をチェックしてみたところ加入者コードは口座情報のページに掲載されていました。

大和証券の場合、このようになっています。
大和証券加入者コード

大和証券ホームページより転載

機構加入者コードについて

証券会社間で株式のやりとりをする際にはかならず「保管振替機構」を経由しています。

そのため、保管振替機構に参加するためのコードが必ずあります。

言い換えれば、これがないと株式の振替はできないことになります。

振替先の欄にはこの「機構加入者コード」を記入しなければいけません。

大手証券会社とネット証券の機構加入者コードをまとめてみましたので参考にしていただけたらと思います。

証券会社名機構加入者コード
野村證券1240060
大和証券1200060
SMBC日興証券1232860
三菱UFJモルガン・スタンレー証券1152060
SBI証券1125660
楽天証券1205760
マネックス証券1233060
松井証券1256060
カブドットコム証券1550161

振替上場株式等の明細

最後に「振替上場株式等の明細」として、移管させたい株式の銘柄コード(4けた)・銘柄名・数量を記入します。

記入例は以下のとおりです。

移管株式の内容

株式の場合にはシンプルに銘柄コードと銘柄名と株数を書けばOKですが、ETFの場合には銘柄名が長くなる傾向がありますので、略称を書けば大丈夫です。

記入例のETFですと、正式名称は「TOPIX連動型上場投資信託」と長いですよね。

ですので、googleで「1306 略称」と検索すれば略称が出てきます。

ちなみにJPXのETF紹介にも以下のとおり掲載されています。

JPX1306タイトル

出典:JPXーETF紹介(PDF)

ここで出てきた「TOPIX投」を銘柄名に記入してください。

ここまで書ききれば、特定口座内上場株式等移管依頼書の記入は終わりです。

書類の送付先

ここまで書いた特定口座内上場株式等移管依頼書を証券会社に送付して、あとは証券会社の手続きとなります。

送り先ですが、もともと株式を保管している証券会社に送付します。

書類も移管元の証券会社の書類に書いていただければと思います。

手数料について

この株式の移管なのですが、移管元の証券会社によって手数料がかかる場合があります。

一般的には以下のとおりです。

  • 大手証券会社:手数料がかかる
  • ネット証券:無料

先程機構加入者コードでご紹介した証券会社の移管手数料は以下のとおりです。

移管元証券会社移管手数料
野村證券・20売買単位未満の場合:基本料金540円+1売買単位ごとに540円(最低料金1,080円)
・20売買単位以上の場合10,800円(一律)
大和証券1単元:1,080円
1単元以上11単元未満:1,080円+1単元ごとに540円
11単元以上:一律6,480円
SMBC日興証券一般口座:無料
特定口座:銘柄ごと1,000円
三菱UFJモルガン・スタンレー証券1銘柄あたり1,080円
SBI証券無料
楽天証券無料
マネックス証券無料
松井証券無料
カブドットコム証券無料

ご覧のとおり、証券会社によって手数料は無料から高額となるものまでさまざまですので、移管元の証券会社の手数料をよく確認していただきたいと思います。

まとめ:書類を書かなくちゃいけないのでちょっと面倒です

今回は株式を移管する手続きのやり方についてお話ししました。

現在では様々な点でペーパーレスとなっているにもかかわらず、いまだに書類に手書きをしなくてはいけないので非常に面倒に感じます。

このようなひな形を参考にしていただけたら書きにくい書類も書きやすくなればいいなと感じています。

また、手数料も証券会社によってかかってきますので移管するコストと利益を確定するコストも比較してみてくださいね。

一度株式の移管手続きができればその後は同じ作業ができますので、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

では、またよろしくです!

スポンサーリンク

シェアしていただけると喜びます!

フォローする