インデックス投資を含む投資信託は積み立てるという段階の方が多いと思います。
積み立てるための手段は100円積み立てやつみたてNISAなどによりものすごく整備されたという印象を受けます。
私が投資を始めた15年位前には月額1万円の積み立てが「少額で積み立てできる!」という触れ込みだったのがなつかしいくらいです。
一方で解約するためのサービスは非常に少なく、あったのがSBI証券の「定額解約サービス」のみで、他の証券会社にはありませんでした。
できるだけ積み立てはできるようにするけれども徐々に現金化するためのサービスはほとんどない状況が一変しそうな雰囲気です。
それは
が一挙にリリースされたからですね。
(リンクはそれぞれのニュースリリース・紹介ページとなっています)
私はこれらのサービスが登場してきたことは本当にありがたいと感じています。
今まで投資家が考えていなかった投資信託が必要なときに取り崩すための手段が自分の意志での解約のみだった状況が一変したからです。
解約というものは買付よりも難易度では数段上だと私は感じています。
ですので、少しずつでも現金化するための手段を用意していただければいざ現金化が必要なときにでも資産が減ることを恐れてためらってしまういがちです。
そのため解約しにくいという状況をさけるためにも自動解約サービスが必要だと感じるのですね。
この記事ではさまざまな自動解約について解説するとともに私がどのように利用していきたいかについて考えてみました。
解約方法の違いについて
ここで現在登場しているサービスを分類化してみましょう。
解約するサービスするサービスには以下の3種類から分けられます。
- 定額解約
- 定率解約
- 定口解約
次にはそれぞれについて見てみましょう。
定額解約
定額解約サービスというのは文字どおり、必要な「金額」を必要な期間解約し続けるというものですね。
これを導入しているのはSBI証券・楽天証券・セゾン投信・ありがとう投信の4社とも採用しています。
たとえば毎月1万円ずつ解約しつづけるというものです。
一番シンプルなサービスなのですが、運用している資産がマーケットによって変化し続けるため、下落した際には想像以上に解約する量が増えてしまうのが欠点です。
定率解約サービス
定率解約サービスは資産全体のうち何パーセントの資産を解約し続けるというものです。
これを導入しているのは楽天証券だけ。
定率解約サービスは資産が上がっても下がっても解約するパーセンテージが代わりませんので、資産を運用しながら解約するのに適していますね。
たとえば年間4%ずつ解約していくことで運用しながら解約しても資産が目減りしない可能性が高いとされています。
デメリットとしては資産の割合で解約していくので、解約金額が一定しないというものです。
詳しくは以下の記事に書いていますので御覧くださいね。
定口解約サービス
最後に定口解約サービスです。
これは資産全体の口数を決まった回数(たとえば12回)で分割して解約していくというものです。
まとまった資産を1年などといった決まった回数で取り崩すのに適していますね。
このサービスを導入しているのは楽天証券・セゾン投信・ありがとう投信です。
デメリットとしては完全に取り崩すという目的以外では使いにくい点ですね。
私はどうしていくか
これらのサービスが続々と登場していく現在私はどのように利用していこうかと考えてみました。
今のところ考えているのは月資産額の0.3%ずつ解約していこうと考えています。
現在のところ、0.1%単位で自動解約できる証券会社はありませんので、手動解約しかできないのが残念ですね。
楽天証券が解約できるのは月額1%以上0.1%単位ですので、私の解約プランにはあてはまりません。
ただこのパーセンテージは徐々に改善されていくと私は思っています。
ですので必要なときには実用化されているかなと皮算用してます。
詳しくは以下の記事に書いていますのでお読み下さいね。
まとめ:サービス向上の勢いがすごいです
今回投資信託の解約サービスが充実したことについて考えてみました。
以前はSBI証券の定額解約サービスに加えて楽天証券・セゾン投信・ありがとう投信からも定額・定率・定口解約サービスがリリースされたことは本当に関係者の方の努力に敬意を表したいと思います。
どうしても資産残高は増やしたいはずの証券会社・投信会社がこのような資産を取り崩すサービスを導入していただけたのは勇断だと思います。
昔にはなかったサービスが続々登場したり、株式取引手数料が無料化したりするなど競争が激しくなるのは利用者にとっては大歓迎です。
利用者の一人の私としても使いみちに合えば積極的に利用していきたいなと感じました。
では、またよろしくです!
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