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元本を極力減らさないインデックスファンドの出口戦略について

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元本を極力減らさないインデックスファンドの出口戦略について考えてみた

私はリスク資産の大半をインデックスファンドで保有しています。

今はお給料などのお金をインデックスファンドの購入にあてるという状況なのですが、

いざお金を使うという段階ではどのようにしておけばいいのかについてふとどのようにしようかと思いました。

個別株や債券、そして普通分配金がでた投資信託は配当や利子、そして分配金というインカムがあるためそれをチビチビと使っていくという考え方が浮かぶでしょう。

しかしながら、インデックスファンドの多くは無分配です。

株式の配当金などは資産に組み込まれて、基準価額が上昇するという形で運用に回されています。

このインカムゲインがなく、キャピタルゲインのみとなっているインデックスファンドは積み立てるだけでなく、切り崩す際のいわば出口戦略を考えておく必要があります。

ただ、この出口戦略は老後になってからという仮定が多いのですが、若いうちに必要となるかもしれないと私は思っています。

そうなると極力元本を減らすことなく少しでも長く現金化するためにはどうすればいいのでしょうか。

そこでこの記事では私が運用しているインデックスファンドの出口戦略はどのようにしておこうかについて考えてみました。

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私の保有するインデックスファンドの出口戦略

私が保有するインデックスファンドの出口戦略は以下の通りと決めました。

  • 運用するインデックスファンドを毎月資産の0.3%ずつ解約する
  • 解約中も運用は継続する

インデックスファンドの出口戦略はさまざまなブロガーさんや有識者の方が意見を出されています。

提言されているので主なものは

資産額の年4%を運用しながら解約する。

というものです。

私も概ねこの意見に賛成です。

ただ、年4%という数字はちょっと大きいと思いましたので、もうちょっと細かく切り刻めないかとほんのすこしだけ考えてみました。

そこでだしたのが毎月0.3%という考えです。

毎月0.3%だと12ヶ月で年3.6%ですね。

ただ、実際には運用を行いながらですのでもう少し上下はするでしょう。

私の運用している資産の期待リターンは年5%の想定で運用しています。

それに対して年0.36%という数字は多少の相場の変動があっても元本にダメージが少ないのではないかと考えました。

そしていよいよ資産を切り崩していくときにはより高い割合(例えば月0.5%=年6%など)を解約するということも可能です。

次に資産額に対してこの解約の割合でどれくらいの金額が現金化できるかについてまとめてみました。

どれくらいの金額が現金化できる?

では、資産額にたいしてどのくらいの割合で解約をおこなえば、

どのくらいの金額が現金化できるかについてまとめてみましょう。

運用資産にたいして月0.3%と月0.4%解約した際の表が以下の通りです。

なお、運用結果や税金といったものは一切無視していますので、その点はご容赦ください。

資産額 月0.3% 月0.4%
1,000万円 月3万円 月4万円
2,000万円 月6万円 月8万円
3,000万円 月9万円 月12万円
4,000万円 月12万円 月16万円
5,000万円 月15万円 月20万円
1億円 月30万円 月40万円

結構な金額が現金化できるのがわかります。

私はおそらく無理だと思うですが、1億円ならば月0.3%でも毎月30万円現金化できるんですね。

いやいや、恐るべし規模の力。

比較的頑張れば手が届きそうな3,000万円の場合でも月額9万円の現金化が可能です。

月額9万円あればかなりの収入の支えになるのではないかと私は感じました。

これで足りなければ、アルバイトなど非正規労働をすることでまかなえる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では、老後までまだまだ期間があるのにもかかわらず出口戦略について考える理由についてお話していきますね。

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出口戦略について若くても考える理由

では、40代である私が出口戦略について考えておこうと思った理由についてお話します。

考えた理由は

若くても退職や病気・ケガなどでインデックスファンドの現金化が必要となるときが来るかもしれない

というものです。

何らかの理由で退職した場合、通常ならば転職活動を行うでしょう。

しかしながら転職活動がうまくいかずに、悲しいことですが強制セミリタイアという可能性があります。

とくに40代、50代の方ならば再就職も難しいというのはよく言われる話ですよね。

その際に今まで頑張って蓄えてきたインデックスファンドの現金化で少しでも糊口をしのぐことができないかと考えました。

また、病気やけがなどで働けなくなった際にもこのインデックスファンドの現金化が役に立つことがわかります。

その際の金額が3,000万円たくわえた場合月額9万円というのは非常に心強いものです。

若いときに現金化が必要になった際には、元本をできるだけ維持した状態で現金化が必要です。

そのため、あえて低い割合での解約シミュレーションを考えました。

意外といけるんじゃね?というのが正直な感想です。

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まとめ:若いうちから出口戦略を考えるのは必要です

今回、まだまだ老後のためにインデックスファンドの残高を積み上げておく必要のある私があえて出口戦略をどのようにしておこうかについて考えてみたことについてお話しました。

結論としては、期待リターンより若干低い割合の解約でもそこそこの現金化が可能ではないかというものでした。

あくまでこの考えは皮算用そのものですので、うまくいくとは限りません。

ただ、もしものときに頑張ってたくわえてきたインデックスファンドです。

それを老後を待たずに利用しなければならないときには、極力元本を減らさず現金化するにはどうしたらいいのかについて少し考えておいたら将来の役に立つのではないかと感じました。

私の場合、ひょっとしたらこのパターンにはまる可能性があるため、考えると意外に多くの金額の現金化が可能であることにホッとしました。

ですので、インデックスファンド=老後のためと決めつけるのではなく、今必要になったらどれくらいの金額の現金化が可能かについてシミュレートしてみられてはいかがでしょうか。

では、またよろしくです!

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