2024年からのNISA(少額投資非課税制度)で湧き上がっている今日このごろですが、私は2002年からインデックス投資を続けています。
いろいろとファンドを乗り換えた結果現在のポートフォリオができあがっています。
2010年頃に「新しい」インデックスファンドシリーズとして登場したのが
三菱UFJ投信(当時)の「eMAXISシリーズ」です。
現在ではほとんどの方はeMAXIS “Slim”シリーズに投資されているのではないでしょうか。
このファンドシリーズ、いわば「一物二価」と呼ばれ、ほとんど同じ商品でありながら、信託報酬は高いし、信託財産留保額は設定されているという古いユーザーへの罰ゲームそのもののようなファンドなんです。
本来ならばさっさと乗り換えたら良かったのですが、現在の私は乗り換えられずメインのファンドとしてどっしりとポートフォリオ上に鎮座しています。
この記事ではなぜ私が古いファンドの整理が大変だと実感する理由について考えてみました。
古いファンドの整理が大変だと実感する理由
では早速私が「古い」eMAXISシリーズのファンドの整理が大変だと思う理由についてご紹介します。
含み益がたっぷり載っているから
最大の理由が含み益がたっぷり載っているからというものです。
私はeMAXISバランス8資産均等型というファンドに一時期100%投じていました。
それ以前はさまざまなファンドを購入していたのですが、分散投資の最たる例という8資産均等型ファンドがいいだろうという当時の判断のもと、シンプルなポートフォリオを作成しました。
その当時は今から考えもつかないくらい株価が低い時代です。
2012年の「あれ」のあと資産はぐんぐん伸び、含み損だったものが一気に含み益が膨らむようになりました。
このようなファンドを利益確定するとかかってくるものがありますよね。
そう、所得税・住民税です。
本来ならばeMAXIS Slimシリーズが登場したときに乗り換えたら良かったのですが、リーマンショックなどを経験してきた私です。
また含み損になるのが怖く、さらに税金および信託財産留保額の負担が怖く先延ばしになっていました。
すると、今では手もつけられないくらいの含み益のおばけファンドに変わってしまったのです。
そうなってくるとなおさらアンタッチャブルな存在に。
生活が大変だったから
二番目の理由としては生活が大変だったからというものがあります。
職場で「いろいろ」あって、家族生活の継続も危うい状況でした。
そのようななかでは資産の維持で精いっぱい。
追加で入金してもポートフォリオの大規模な変更などできるはずもありませんでした。
放置の結果さらにアンタッチャブルな存在に。(しつこい)
これからどうやっていくか
では、これからどうしていこうかについて考えてみました。
あくまでも今のところの考えであり、正解であるとは思っていません。
そこらへんはご了承くださいね。
利益確定して一本化する
一番に考えているのは利益を確定させ、税金を支払いeMAXIS Slimに一本化するというものです。
もちろん、併用をつづけ、課税を繰り延べるという考えも大有りだと思います。
しかしながら、私のポートフォリオの基本方針にあるのはできるだけシンプルにというものです。
現在は4ファンドというものですが、そのうちひとつがなくなれば3ファンドでポートフォリオが組成できるようになります。
ですので、課税はつらいけれども一本化しようと考えました。
やるなら一気にやろう
以前からeMAXISおよびeMAXIS Slimファンドの一本化は目の上のたんこぶでした。
しかしながら、ちょっとはポートフォリオをいじろうという気持ちが起こっている今はチャンスだと思っています。
それならばできるうちにやっておこうと考えています。
最適解など気にしない
そして最後に感じるのは最適解など気にしないというものです。
もちろん継続保有しているほうがマーケットの変動により支払う税金が変化して、暴落時または含み損のときに行えばいいのはいうまでもありません。
私も乗り換えるチャンスがやってくるのを待ち続けました。
しかしながら、10年間のうちやる気があるときにはそのようなことは訪れなかったのです。
そのため、やる気がある今なら多少のコストも目をつぶれるだろうと思い取り組むことにします。
まとめ:含み益がたっぷり載った資産をいじるのは大変
今回、2010年頃から投資を続けていたeMAXIS(Slimじゃない)バランス8資産均等型を解約してSlimに乗り換えることについて考えてみました。
もちろん正しくないかもしれないし、税金も高いです。
しかしながら、どうもしっくりこないということが長期間ありました。
それならばやる気があるうちにエイッとやってしまうのはいいのかなと思いました。
あくまで、「そんな考えのやつもいるんだな」とご理解いただければ幸いです。
では、またよろしくです!