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トルコリラなど新興国通貨でFXトラリピをしないシンプルな理由

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トルコリラなど新興国通貨でトラリピをしない理由

私はFXでトラリピ(トラップ・リピート・イフダン)の手法で取引を行っていますが、通貨は豪ドル円の買いのみという単調な取引を行っています。

私がトラリピで気をつけているのは、現在絶賛暴落中のトルコリラや南アフリカランドといった新興国通貨には手を出さないようにしていることです。

もちろん高金利通貨ですので、スワップなどは非常に魅力的です。

しかし私は手を出しません。

そこにはいたってシンプルな理由がありますので、そのことについて考えてみたいと思います。

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私が新興国通貨に手を出さない理由

確かにトルコリラや南アフリカランドといった新興国通貨はトラリピには非常に有効な通貨だと思っています。

ボラティリティ(変動幅)が大きいこと、そしてスワップ金利が高いことなどからFXの取引としては非常に魅力的でしょう。

しかしながら私は取引をしていません。

それはなぜか。

理由は以下のとおりです。

  • 豪ドル円でも十分ハードだから
  • 一方的に下落しているから
  • 政治的に安定していないから
  • ではそれぞれの理由について考えてみましょう。

    豪ドル円でも十分ハードだから

    私は豪ドル円でトラリピを行っています。

    豪ドル円も高金利通貨のひとつなのでスワップ金利も私にとっては十分魅力的です。

    ただ、値動きを見てみると数年間取引を行いましたが、豪ドル円も変動幅が非常に大きいと考えざるを得ません。

    私は豪ドル円で15円の幅に最大60本のイフダン注文を仕掛ける予定となっています。

    これを全て仕掛けた場合、ロスカット水準は豪ドル円が50円台になります。

    つまり、リーマン・ショック級になると私でもロスカットの可能性が出てくるわけですね。

    新興国通貨はそれよりもハードな値動きをしますので、仕掛けたときには面白いくらい約定をつづけることは容易に想像できます。

    ただ、しょっちゅうロスカット水準を行ったり来たりするような通貨は怖くて取引をすることはできません。

    チキンな私にとっては豪ドル円や米ドル円くらいの値動きくらいがちょうどいいと感じていることが新興国通貨に取引できない1つ目の理由です。

    一方的に下落しているから

    2番めに感じるのは一方的に下落しているからというのが挙げられます。

    トルコリラ円チャート10年月足

    トルコリラ円過去10年分の月足チャートを引っ張り出してみました。

    すると、多少の上下はあるものの、一方的に下落しています。

    これだとトラリピの網を被せようとしてもどこからどこまでかぶせていいのかわかりません。

    そうですよね。

    下落する一方で上昇する気配がないなのですから。

    しかも、一番高いときからは4分の1まで下がってしまっています。

    しかもさらに下がる勢いですからどこまでいくのかわかりませんよね。

    一方で豪ドル円ならばこうなります。

    豪ドル円10年月足チャート

    これならば、過去10年でどこまでイフダン注文を被せればよいのかわかりやすいですよね。

    上昇したり、下降したりと行ったり来たりとトラリピに好都合であることがわかります。

    政治的に安定していないから

    新興国全般的にそうなのですが、政治的に安定していないことも私が取引をちゅうちょする大きな要因となっています。

    先進国(扱い)で高金利通貨のオーストラリアやニュージーランドと違って新興国では政治的にも安定していません。

    そのため、政治的な要因により通貨が大きく変動(たいがいは下落)してしまうのも問題があると思っています。

    目先のスワップ金利に目がくらんで下落する一方の通貨には怖くて取引をすることができません。

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    新興国通貨に手を出すとすればどうすればいい?

    スワップ金利は魅力的、でも下落幅が激しすぎる新興国通貨に取引をしたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

    そこで、私がトルコリラや南アフリカランドといった新興国通貨でのトラリピにチャレンジするとすればどのようにするかについて考えてみました。

    考えたのは以下のポイントです。

  • 証拠金を分厚くしてから取引をする
  • ロスカットをくらっても泣かないくらいの取引量とする
  • スワップには目をつぶって売り主体でいく
  • 証拠金を分厚くする

    新興国通貨を少しでも安全に取引するにはなんといってもこれしかないのではないかと思っています。

    証拠金を多く積み増す=レバレッジを下げる

    これだけ下落幅が大きな通貨であり、政治的な要因により急変することもよくある通貨です。

    それならばレバレッジを25倍みたいな超リスキーな取引は私にはこわくてできません。

    ですので、証拠金をできるだけ多く積み増したうえで、極力低レバレッジ(できれば1倍に近づける)ようにして取引をしますね。

    ロスカットをくらっても泣かないくらいの取引量にする

    証拠金を積み増しても、何らかの要因で相場が急変し、ロスカットを受ける可能性が非常に高いのも新興国通貨の特徴ですよね。

    ですので、あらかじめロスカットを食らうのを前提とした取引量にすることも必要ではないかと思っています。

    ロスカットを食らうと路頭に迷うような通貨量での取引は避けるべきです。

    ですので、メインの取引は他の通貨でおこない、新興国通貨は遊びのつもりで取り組むくらいでいいのではないでしょうか。

    スワップを取られても売り主体でいく

    これだけ下落幅が大きいのが新興国通貨です。

    ですので、スワップ金利を取られたとしても売り主体でいくのも戦略の一つだと思います。

    ただ、私の場合はFXは買いのみと限定していますので、スワップ金利分証拠金が目減りしていく売り主体の注文をすることができません。

    ですので、やはりやけどをしても死なない程度の取引しかおすすめすることはできないですね。

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    まとめ:トラリピは豪ドル・ニュージーランド円がおすすめです

    私がトルコリラや南アフリカランド円といった新興国通貨には手を出さない理由についてお話しました。

    高金利通貨にはそれなりの理由があります。

    政治的に安定していない、インフレがひどいなどの理由により金利が高くない取引をされないような通貨にはあまり手を出すべきではありません。

    もちろん一攫千金を狙うのならば話は別で、そのような場合には私のようなちまちまとした取引は合いません。

    ですので、極力新興国通貨には手を出さず、先進国のなかで高金利な豪ドルやニュージーランド円などの通貨で取引を続けていきたいと私は思っています。

    現在のところ安全に取引をつづけているため、収穫は少ないものの、ゲームオーバーにはなっていません。

    トラリピは一方的な値動きになるとポジションが急激に増え、ロスカットの危険性が高まります。

    決して安全な手法ではないからこそ、極力ゲームオーバーを避けるための方法を考えておく必要がありますよね。

    ですので、新興国通貨でトラリピをされる方はできるだけ証拠金を積み上げておくなどロスカット回避のための方法を考えることをおすすめします。

    では、またよろしくです!

    トラリピ資産運用
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    ひめだか

    インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
    1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
    【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
    妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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