株主優待つなぎ売り(タダ取り)をしたので費用と損得についてまとめてみた

ANA株主優待券

国内個別株式を取引していると魅力の一つとなるものが株主優待です。

通常ならば現物株を買って、その株式が権利確定日をまたぐと配当金とともに株主優待をうけられるものです。

ところが、これは株価が変化する関係上持っている株式の損益が気になりますよね。

そこで登場するのが株主優待つなぎ売り(いわゆる株主優待タダ取り)という方法です。

これは、現物株を買うと同時に信用取引で空売りすることで株価リスクを取らずに株主優待だけいただこうとするものです。

ただ、これにはさまざまなコストがかかりますのでどのくらい費用がかかるのかという不安も。

そこで、今回私は株主優待つなぎ売りを行いましたので、その費用がどのくらいかかったのかをご紹介したいと思います。

そして、ゲットした株主優待券をどのようにして使おうかということについても考えてみました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

これだけかかった株主優待

では、さっそく私が今回おこなった株主優待のつなぎ売りの費用をまとめてみましょう。

私が売買した株式の概要は以下のとおりです。

  • ANAホールディングス(9202)
  • 株価:4,235円 株数:400株 約定金額:1,694,000円
  • SBI証券 一般信用取引(短期20日)売りと現物株買い
  • 約定19日後に現渡し
ねこ
ねこ

結構たくさん買ったねー

ひめだか
ひめだか

飛行機に乗る機会が増えたから株主優待券が欲しくなったんだよ。
これで株主優待券(運賃半額)が4枚もらえるよ

では、今回ANAホールディングス400株のつなぎ売りをした費用は以下のとおりです。

3,817円(信用売り)+994円(現物買い)=4,811円(税込)

次に信用売りと現物買いの費用についてご紹介します。

信用売にかかった費用

まずは、信用売りでかかった費用をまとめてみます。

信用売りの際に必要な手数料は以下のとおりです。

  1. 株式取引手数料(信用売り)
  2. 消費税(手数料)
  3. 貸株料(非課税)
  4. 逆日歩(非課税・一般信用取引では不要)

では、今回かかった費用をみてみましょう。

  1. 株式取引手数料=350円
  2. 手数料の消費税=28円
  3. 貸株料=3,439円
  4. 逆日歩は一般信用取引のためかかっていません

合計すると3,817円となりました。

つぎに現物買いの費用を見てみます。

現物買いにかかった費用

つぎに現物買いにかかった費用をみてみましょう。

現物買いに必要な手数料は以下のとおりです。

  1. 株式取引手数料
  2. 消費税

こちらもみてみます。

  1. 株式取引手数料=921円
  2. 手数料の消費税=73円

合計すると994円となっています。

そして売りと買いを合計して4,811円となりました。

配当金の差額

かかる費用はこれだけではありません。

株式の配当金もコストになります。

現物株を買った際には利益が出ていた際には配当金が出ますが、こちらは源泉徴収のため、所得税と住民税が差し引かれて分配されることになります。

一方で、信用取引で売った場合、配当金の相当額がそのまま差し引かれます。

そのため、税金相当額がそのままコストになってしまうんですね。

この記事を書いている時点ではまだ配当は確定していませんので、確定次第お知らせしたいと思います。

つなぎ売りは得なのか、損なのか

今回ANAホールディングスの株主優待券をつなぎ売り、いわゆる「タダ取り」したのですが、これは得なのでしょうか、そんなのでしょうか。

ちょっと考えてみたいと思います。

株主優待券をゲットするコスト

今回私は400株購入しましたので、株主優待券は4枚もらえました。

そのため、1枚あたりのコストは以下のとおりとなりました。

株主優待券1枚あたりの費用:4811÷4=1202.75円

これよりも航空券の割引費用が安ければ損、高ければ得ということになりますね。

ヤフオク!ではどれくらいの価格で取引されているか

株主優待券は金券ショップやヤフオク!などのオークションでも幅広く取り扱われています。

ですので、どれくらいの相場があるのか見てみました。

ヤフオク!ANA株主優待券

概ね1枚2,500円から3,000円くらいで取引されているようです。

これなら単純に売っただけでも利益が出そうですね。

ANA便に乗る場合

つぎに、本来の目的であるANAの飛行機に乗る場合ですが、こちらは損する場合と得する場合があるようです。

まずは東京(羽田)から大阪(伊丹)の運賃をみてみます。

すると、以下のとおりとなっています。

羽田伊丹間特割1

羽田伊丹株主優待価格

事実上の価格である特割1の価格が10,890円なのに対して、株主優待割引だと12,890円と逆に2,000円高くなってしまいます。

これだとコストをかけて株主優待券をゲットした意味がないですよね。

いっぽうで、東京(羽田)から高知の運賃の場合を比較してみます。

羽田高知特割3

羽田高知株主優待

こちらの場合だと、株主優待券の威力が発揮されてきますね。

さきほどの東京ー大阪便と違って特割1が東京ー高知便は特割3までしかありません。

特割3の場合、29,290円なのに対して株主優待割引は17,890円とこちらはコストを掛けて株主優待券をもらう価値は大いにあることがわかります。

「旅割」「特割」とちがって変更可能なのがgood

株主優待価格に近い、もしくはそれよりも安い運賃でANAの飛行機に乗ることができるのが「旅割」です。

詳しくはこちらのブログの記事が参考になります。

さきほど比較してみた特割・旅割と違い、株主優待券で予約した航空券は予約変更が可能なのが大きなメリットです。

ですので、予定が変わるかもしれないときなどは非常に有利になるのではないでしょうか。

まとめ:株主優待券は賢く使いたいですね。

今回は私が株主優待をつなぎ売りで獲得したANAホールディングスの株主優待券を得るのにどのくらいコストがかかったのかについて見てみました。

現物買いと信用売りの双方の取引が必要なため、費用が複雑になることもつなぎ売りのデメリットではないかと思っています。

ところが、実際に取り組んでみて、どれくらいの費用がかかるのかが明らかになってよかったと感じました。

ところが、株主優待券は使いみちによっては特割や旅割よりも割高になることも調べてみたらわかりましたので、使いみちを考えながら使いたいと思っています。

これからは優待目当てのつなぎ売りや、高配当株式を買ってみるなども楽しんでみたいと思います。

そういった経験を少しずつ積んでいくことで投資の幅を広げてみたいですね。

では、またよろしくです!