住信SBIネット銀行や楽天銀行などのネット銀行を利用している方も多いと思います。
これらネット銀行は普段使っているには十分すぎるくらい便利なところがいいですよね。
系列のネット証券との資金の連携や、セブン銀行やローソン銀行、そしてイオン銀行といった流通系銀行のようにコンビニやスーパーATMとの連携が非常に便利で私もよく利用しています。
というよりもメインバンクは住信SBIネット銀行です。
ところが、便利さに慣れてネット銀行にばかり預金を集中させていないでしょうか。
ネット銀行や流通系銀行の場合にはポイント制度のため資産を集中しがちですよね。
しかしながら私はネット銀行や流通系銀行をメインに利用している方でもゆうちょ銀行やメガバンク、地元金融機関などリアルな店舗をもった銀行を併せて利用するべきだと考えています。
この記事では、私のようなネット銀行愛用者でもリアル店舗をもった金融機関の併用もしたほうがいいということを考えてみます。
ネット銀行愛用者でもリアル店舗をもつ金融機関を併用すべき理由
ではさっそく住信SBIネット銀行や楽天銀行などのネット銀行をメインに利用している方でもゆうちょ銀行やメガバンクなどリアル店舗をもった金融機関の併用をおすすめする理由について考えてみましょう。
確かにリアル店舗をもった金融機関の場合、ATM手数料が有料であったり、窓口が15時から16時までしか開いていなかったりと不便なところがたくさんあります。
しかしそのようなデメリットを持ちながらも併用すべきなのはいかの理由からです。
災害上の理由
大雨や台風、地震や津波などの自然災害などにより、ATMが使えない場合にはどのようにして資金を引き出せばいいでしょうか。
ネット銀行や流通系銀行の場合、リアルな店舗をもっておらず、手続きはネットやコールセンターのみですよね。
通常はネットで完結することであったとしても、災害時にはネットも使えず、電気も通っていない場合にはコンビニATMなどが使えないこともしばしばです。
そのときには預けている預金は事実上引き出せなくなってしまいます。
しかしながらリアルな店舗をもった金融機関に預金を預けていた場合には対応が異なります。
預金通帳や印鑑、キャッシュカードがなくても本人確認ができれば10万円を限度に引き出してもらえる措置がとられるからですね。
これはもしものときには非常にありがたい措置となっています。
着の身着のままで避難所へ駆け込んで一命をとりとめたときに通帳や印鑑などをもっていなくても本人確認ができれば当座の資金を得られるのはとても心強いものです。
この芸当はネット銀行ではできません。
ちなみにリアル店舗をもった金融機関はゆうちょ銀行やメガバンク(三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行)だけでなく、地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合、JAバンク、JFマリンバンクなどどこでもOKです。
引き落とし上の理由
全国的な会社や組織からの資金の引き落としでは、ネット銀行や流通系銀行からも引き落とせることが増えてきました。
しかしながらそうはいかない場合もありますね。
私の場合にはプロパンガスや学校の経費の引き落としなどはネット銀行では不可能です。
このようなローカルな資金の引き落としでは住んでいる地域に店舗をもつ金融機関の口座が必要なんですね。
あるいはゆうちょ銀行の口座が必要となります。
ですのでネット銀行をメインにしていてもリアル店舗をもった金融機関の口座を最低一つは持っておいたほうが安心と言えますね。
ではつぎに私がどのようにして銀行口座を活用しているのかについてご紹介しましょう。
私の銀行活用例
ではつぎに私がどのように銀行口座を利用しているのかについて考えてみます。
メインはネット銀行
私のメインの金融機関はネット銀行です。
お給料の振込はもちろん、引き落としなどのメインは住信SBIネット銀行や楽天銀行などのネット銀行を愛用しています。
理由としては、証券会社との連携がバツグンだからというものがあります。
私は大半の資産を株式や投資信託などのリスク資産となっています。
そのため銀行と証券会社との連携は非常に重要なんですね。
即時入金はもちろんのこと、売却した代金を自動的に銀行口座に入れてくれるサービスは使ってみるととても便利なので愛用しまくることに慣れちゃいました。
さらにクレジットカードの引き落としなどはネット銀行で十分対応してもらえます。
預金の引き出しはコンビニATMで24時間365日手数料無料(そのような取引条件なので誰でもできるわけではありません)で引き出せるためめちゃくちゃ便利と言わざるを得ません。
ただネット銀行だけでは対応できないこともありますので一つだけの口座ではありません。
サブはゆうちょ銀行・地元地銀
ネット銀行だけですべての引き落としなどの対応ができれば良いのですが、冒頭でもお話ししたとおり、災害上の理由だけでなく引き落としの都合上ネット銀行にできないことがたびたびあります。
そのためゆうちょ銀行と地元の地方銀行といったリアル店舗を併用しています。
ゆうちょ銀行の場合には残高を維持するとともに、ネット銀行で引き落とせない料金の引き落としに活用。
地元地銀は子供の児童手当や生活費の振込口座、学校の給食費や教材費などの引き落としに活用しています。
地元地銀の口座は通帳やカードを妻に渡して自由に使ってもらっています。
妻はネット銀行にたいしてアレルギーがあるので、通帳とカードをもらえる口座は非常にありがたいですね。
まとめ:もしものときのことも考えましょう
ネット銀行に依存しがちなネットユーザーでも、ゆうちょ銀行やメガバンク、地方銀行などのリアル店舗をもった金融機関の併用をおすすめする理由について考えてみました。
確かにネット銀行は非常に便利です。
しかしながら災害時には無力な金融機関になってしまいます。
そのため普段からネット銀行を利用している方でも一部の取引はリアル店舗をもった金融機関の口座を開設した上で、残高を維持したほうがいいですね。
そうすれば万が一の際に通帳や印鑑がなくても本人確認ができれば10万円までの引き出しができますので、おすすめです。
通常のときにはネット銀行の便利さを享受しつつ、もしものときのためにリアル店舗をもった金融機関の口座を持っておくのは無駄になりませんのでぜひ開設してみてはいかがでしょうか。
では、またよろしくです!
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