楽天・バンガード・ファンドシリーズで第1期決算。実質コスト・資産残高が気になった件

Rakuten vangard

楽天投信投資顧問がリリースしている米国バンガードのETFにリンクする投資信託「楽天・バンガード・ファンド」シリーズが第1期の決算を迎えました。

それにともない運用報告書が発表されたのですが、実質コストの高さが話題となっています。

今回ご紹介するのは、以下の3ファンドの第1期決算です。

  • 楽天・全世界株式・インデックス・ファンド
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 楽天・新興国株式インデックス・ファンド

では、まずは決算について私が感じたことについてお話しします。

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楽天・バンガード・ファンドの第1期の決算をみて

楽天・バンガード・ファンドの決算を迎えて感じたことについてまとめてみたいと思います。

全体的に言えるのは

実質コストが想像以上に高いが、純資産残高も新興国株式を除き思ったよりも高かった

ということですね。

本来、これらのファンドのベースとなるのは米国バンガードのETFです。

それらETFのコストが0.04%から0.14%までと非常に低く、コストを最重視すると

インデックスファンドとして投資するほうが初年度は不利であったという状況は否めません。

しかしながら、楽天・バンガード・ファンドシリーズのメリットはコスト面だけではありません。

  • 日本円で気軽に投資できる
  • 積み立ても自由自在
  • 米国株ETFは敷居が高い
  • 投資先がバンガードのETFというブランド
  • これらのメリットを合わせて考える必要があります。

    リリースしたての投資信託は初年度の実質コストは非常に高くなる傾向があります。

    そのため、初年度の場合には不利な状況であるのは間違いありません。

    ですので、もう1年様子をみて高コスト構造であることがわかった場合にはそれこそ乗り換えを検討すべきだと思うのです。

    まだ様子をみる余裕がある場合にはあわてて乗り換えるのは得策ではないと私は思っています。

    では、それぞれのファンドの決算について見てみたいと思います。

    楽天・バンガード・ファンドシリーズの決算内容

    次に楽天・バンガード・ファンドシリーズ(全世界・米国株式・新興国)の第1期決算内容についてみてみたいと思います。

    楽天・全世界株式・インデックス・ファンド

    まずは楽天・全世界株式・インデックス・ファンドの決算内容についてみたいと思います。

    期間 実質コスト(VTの管理報酬を含む) 純資産額
    2017/9/29〜2018/7/17 0.502% 105.63億円

    今回の決算で話題となっているのは実質コストです。

    投資信託では、実際の運用報酬だけでなく、有価証券の売買(ここでは米国ETFであるVT)の費用などコストが上乗せされる構造となっています。

    それが非常に高くなってしまっているということですね。

    本来の信託報酬がVTの管理報酬を含んでも年0.2296%ということからみても非常に上振れてしまった感があります。

    これが投資先である楽天・全世界株式・インデックス・ファンド=バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF(VT)に投資した場合の管理コストは年0.10%です。

    そうなるとこのファンドの実質コストがいかに高かったのかがよくわかります。

    一方で、資産残高は100億円超となったことでいかにこのファンドの関心と販売が好調だったことが伺えますね。

    楽天・全米株式インデックス・ファンド

    つぎに楽天・全米株式インデックス・ファンドについてみてみましょう。

    期間 実質コスト(VTIの管理報酬を含む) 純資産額
    2017/9/29〜2018/7/17 0.311% 150.65億円

    こちらも非常に実質コストが高いのがよくわかります。

    楽天・全米株式インデックス・ファンドが投資する楽天・全米株式インデックス・ファンド=バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の管理報酬は年0.04%
    ですので割高感は否めません。

    こちらも米国株が非常に好調で、米国株への投資が流行している関係か純資産額は150億円超と全世界株式よりも大きなファンドとなっているのが特徴的ですね。

    楽天・新興国株式インデックス・ファンド

    最後は楽天・新興国株式インデックス・ファンドの決算です。

    期間 実質コスト(VOOの管理報酬を含む) 純資産額
    2017/11/27〜2018/7/17 0.601% 7億円

    こちらも非常に実質コストが高くなってしまっています。

    楽天・新興国株式インデックス・ファンドの投資先であるバンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VOO)の管理報酬が年0.14%からみるとこちらも非常に実質コストが高くなっています。

    しかも新興国投資の人気がなくなってしまっているのか、純資産額もたった7億円と他の2つの楽天・バンガード・ファンドと比較してファンドが育っていない感が否めませんね。

    まとめ:今年が正念場だと思います。

    今回、楽天・バンガード・ファンドシリーズの第1回目の決算を迎え、運用報告書が公表されました。

    結果としては実質コストが想像していたよりもはるかに大きなものであったと言わざるをえませんでした。

    ただ、今回は第1回目ということでどうしても高コストになりがちなのもまた事実です。

    くわえてインデックスファンドならではの投資が楽ちんなどコスト面以外のメリットからもすぐの乗り換えには慎重になったほうがいいと感じています。

    ですので、第2回目の決算を迎える来年にこれらのファンドたちがどのようになっているかについてはこれからもウォッチしていきたいと思います。

    来年の決算も今年同様に実質コストが非常に高い場合には、乗り換えも視野に入れたほうがいいと思いますので、投資されている方も少し関心を持っていただければと感じました。

    では、またよろしくです!