楽天・全世界株式インデックス・ファンドがすごいと感じた3つの理由

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バンガード・インベストメント

最近新しいインデックスファンドが登場したとしても心がときめかなくなった私なのですが、久しぶりに心がときめいてしまったファンドが登場しました。

それが楽天投信投資顧問が有価証券届出書を提出した新ファンド楽天・全世界株式インデックス・ファンドです。

このファンドがあると若干のコストアップというデメリットがあるもののほとんどの方は海外ETFを買う必要がなくなってしまうというすぐれものです。

なぜ私がこのファンドに心がときめいてしまったのかを書いてみたいと思います。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドはここがすごい

私がこのファンドすごい!と感じた理由をいくつかあげてみたいと思います。

  1. 海外ETFのVTがインデックスファンドとして投資ができる
  2. コストが激安
  3. ETFとインデックスファンドのいいとこ取り

では、それぞれの理由について考えてみます。

海外ETFのVTがインデックスファンドとして投資ができる

以前から日本を含む(ここ大事!)全世界の株式に投資することのできる海外ETFとしてザ・バンガード・グループ・インクのETF「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)」があります。

VTって?

ここでVTとはどのようなものかご紹介します。

バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)はアメリカのザ・バンガード・グループ・インクが設定・運用しているETF(上場投資信託)のことです。

ベンチマーク(指標)はFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスを採用しています。

このベンチマークの特徴としては

  • 全世界の大型株・中型株・小型株をカバーしていること
  • 先進国から新興国まで47カ国約8,000銘柄で構成されていること
  • 全世界で投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしていること

があげられます。

純資産総額は72.4億米ドル(約8000億円:2017年9月現在)で、国別の投資割合は以下のようになっています。

国名 割合
アメリカ 53.3%
日本 8.0%
イギリス 6.0%
カナダ 3.2%
フランス 2.9%
ドイツ 2.9%
スイス 2.8%
オーストラリア 2.5%
中国 2.2%
韓国 1.7%

このように1本のETFで先進国から新興国までの大型株から小型株までの投資をこれ1本でOKというシンプルさからインデックス投資家の間では非常に人気のあるETFとなっています。

すごいETFだけど・・・

このようにこれ1本で世界中のほぼすべての株式をカバーできるというすごいETFのVTなのですが、日本で投資するうえでは大きな欠点があります。

これはアメリカのニューヨーク証券取引所で取引されていますので取引するためには海外ETFの売買ができる証券会社でドル決済で購入しなければなりません。

私も以前はこのVTに投資をしていましたが、現在では取引していません。

理由はいくつかあるのですが、もっとも大きな理由としてはこのドル決済があります。

これが通常のインデックスファンドとして事実上VTへ投資ができることはすごいと感じざるを得ません。

つまり日本円で通常の投資信託として気軽にVTを購入できるようになるわけですよね。

これってものすごく意義が大きいと思います。

日本を含む全世界の大型株から小型株までを網羅するVTがインデックスファンドとして購入することができれば国際分散投資をされる方にとってこれを選べばOKということになります。

コストが激安

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは以下のような信託報酬となっています。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 年0.11%(管理報酬)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 年0.1296%
実質的なコスト(2つのファンドの合計) 年0.2396%

もともとVTのコストが非常に安いことと、楽天側の取り分も控えめにしていることから全体的なコストもローコストインデックスファンド並となっています。

ちなみに対抗馬となるステート・ストリートの全世界株式ファンド「全世界株式インデックスファンド」の信託報酬率が0.48%ですので、ぶっちぎりのローコストとなります。

また、日本を含む全世界の中小型株に投資するSBIアセット・マネジメントのEXE-iグローバル中小型株式ファンドの信託報酬率が年0.3304%程度となっていますのでこれと比較してもコストが安いのは歴然です。

ETFとインデックスファンドのいいとこ取り

ETF,インデックスファンドそれぞれ長所や短所があります。

たとえばETFの場合、コストは安いけど積み立てができないこと、インデックスファンドの場合積立ができるがコストがETFと比較して高いといった特徴があります。

VTを購入する場合、1口単位で購入できるもののおよそ70ドルかかります。(2017年9月現在)
さらに取引手数料がSBI証券の場合5ドル必要となる上に日本円を米ドルに替えるためのコストも必要です。
為替コストも馬鹿にならないもので、通常の為替取引ならば1ドルあたり25銭のスプレッド(レートに上乗せされるいわば手数料のようなものです)がかかるため、70ドル(VTの株価)+5ドル(取引手数料)=75ドル分のスプレッドは468円(25銭*75ドル分)となります。

これを削減使用する方法としてSBI FXを利用した現引きという方法もありますが、こちらは1万ドル(=約110万円 2017年9月現在)単位となりますので証拠金も事前に116万円(110*105%以上の証拠金が必要なため)必要ですから簡単にできるものではありません。

いっぽうで、インデックスファンドの場合にはこれらの手間が一切ありません。

現在ではネット証券では投資信託は100円単位で購入できるようになってきています。さらにすべての取引が円でおこなえるため、資産評価も簡単です。

ただ、利益に関わる税金の取扱が非常にあいまい(3重課税?)なところがあるのが欠点だとは思いますが。
インデックスファンドにしてもらうことで、買うのがめんどくさい海外ETFを少額から積立ができるように比較的安価な信託報酬で提供してくれるのはありがたいものです

ETFに投資する投資信託(厳密にはインデックスファンドとは呼ばないみたいですが・・)の仕組みは以前からあり、ライバルのSBIアセット・マネジメントのEXE-iシリーズが有名ですね。

ただこのEXE-i、全世界株式を網羅するものとしては中小型株のみで、大型株までカバーするものではありません。

対して楽天・全世界株式インデックス・ファンドはVTの特色である大型株から小型株まで、しかも全世界株式を1本のインデックスファンドで取り扱えるようにしたのは画期的です。

私は買いたい・・・しかし SBI証券ユーザーの私も買えるようになります!

悩んでいる女性
私が大好きなVTがインデックスファンドとして登場した楽天・全世界株式インデックス・ファンドですが、できることならば買いたいと思っています。

しかしながら現在のところ私の投資環境では買うことができません。

なぜなら、このファンドは現在のところ楽天証券でしか買えないからです。

現在私はSBI証券でインデックスファンドを購入しています。そのため、残念ながら買えません・・・

楽天証券のライバルSBI証券ですからEXE-iの全世界株式を出してくれないかなぁとは思っていますが、大好きなのがVTなだけに難しいのではないかとも思っています。

2017.10.6 追記
SBI証券でもこのファンドが購入することができることがわかりました。

2017年10月20日より取り扱いを開始するとのことです。(情報源:EDINET 訂正有価証券届出書より)

ですので、私もこのファンドを購入することにしていきたいと思っています。

ファンドの販売会社などについて

このファンドが登場して1ヶ月が経過しました。

その後変化が起こっていますので、その概況をまとめたいと思います。

販売会社が追加されている

登場当初は販売が楽天証券とマネックス証券のみでしたが、現在では増え、SBI証券など5社で販売されています。

取り扱い証券会社と取り扱い開始日は以下のとおりです。

販売会社 取り扱い開始日
楽天証券 2017.9.29
マネックス証券 2017.9.29
SBI証券 2017.10.20
エイチ・エス証券 2017.10.31
立花証券 2017.11.10

保有ポイントについて

ネット証券で投資信託を保有している方にとっては気になる投資信託の保有ポイントですが、以下のとおりとなっています。

SBI証券:月間平均保有金額に関わらず年率0.03%

楽天証券:投資信託資産形成ポイント対象

マネックス証券:マネックスポイント対象外

まとめ:株式インデックスならこれが一押し

今回は楽天投信投資顧問が設定する予定のインデックスファンド「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」についてお話ししました。

もし、これから投資信託を積み立てる予定の方にどのファンドがいいのかという相談を受けたとしたならば、このファンドを一押ししたいと思います。

若い方ならばこれ1本で十分ではないでしょうか。

2018年からスタートするつみたてNISAをにらんでさまざまなインデックスファンドがリリースされてきています。

もしこのファンドがつみたてNISAの対象となればぜひ少しでも投資してみてはいかがでしょうか。

今日の記事が参考になれば幸いです。

では、またよろしくです!

2017.11.19追記

ライバルのSBIアセット・マネジメントより全世界株式に投資できる商品が登場することになりました。

この楽天VTよりもローコストとなっています。紹介記事を掲載していますので併せてお読みください。

日本株や中小型株を含むを含む全世界の株式に1本で投資できる「EXE-iグローバルつみたて(中小型含む)株式ファンド」の概要、そしてライバル商品の楽天・全世界株式インデックス・ファンドとの比較などについてご紹介します。

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