eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について徹底レビュー【つみたてNISA対応】

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eMAXIS Slim米国株式S&P500を徹底レビュー

eMAXIS Slimシリーズは三菱UFJ国際投信がリリースしているローコストインデックスファンドシリーズです。

先進国株式や新興国株式、そしてバランスファンドである8資産均等型など一大ファンドシリーズに成長しました。

このファンドの特徴としては「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざしつづける」というものです。

アメリカの事実上標準の株価指数であるS&P500に投資するインデックスファンドもラインナップに加わっています。

ローコストインデックスファンドの筆頭格であるeMAXIS Slimですから関心も高いと思いますので、今回はこのeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)についてレビューしました。

2019年1月に開催された投信ブロガーがイチオシのファンドを投票して選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2018」でも8位にランキングするなど注目度の高いファンドとなりました。

この記事では、ファンドについての概要とコスト、そして投資銘柄などについてご紹介していきます。

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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について

では三菱UFJ国際投信が新たにリリースしたインデックスファンド、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)についてみてみましょう。

米国株式に投資する際には大きく分けて2つの方法があります。

  1. 米国株である海外ETFに投資する方法
  2. 米国株式に投資する投資信託を購入する方法

1の方法がいちばんローコストで投資することができますが、米国ドルに両替をしなくてはならない、取引や税制面で煩雑という理由で誰もができる方法ではありません。

一方で2の方法は簡単なのですが、取り扱われているファンドが少なく、しかもベンチマークはダウ平均株価というものが一般的でした。

しかも信託報酬は1の方法よりも高いのが通例だったのですが、最近では安価でS&P500に投資することができるものが増えてきています。

そのなかで、信託報酬最安値を謳い文句としているeMAXIS SlimシリーズとしてこのeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が登場したわけですね。

運用イメージは従来どおりのファミリーファンド方式となっており、ベビーファンドであるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がS&P500インデックスマザーファンドに投資を行うかたちで米国株式に投資するという方式となっています。

eMAXIS Slim S&P500運用イメージ

このファンドはつみたてNISA対象商品となっています。

では、まずはこのファンドが取り扱うベンチマーク(指標)から見てみましょう。

ベンチマーク

このファンドのベンチマークはS&P500となっており、従来の米国株式ファンドのベンチマークでよく採用されていたダウ・ジョーンズ工業株30種平均とはことなります。

しかしながら、ダウ平均株価よりもS&P500の方が、事実上標準の米国株式のベンチマークとなっています。

詳細については以下のページでご紹介しています。

信託報酬等のコスト

つぎにコストがどのくらいかかるかについて見てみましょう。

信託報酬

インデックスファンドならばまず気になるのはこの信託報酬ですね。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬ですが、税別0.160%(税込み0.1728%)となっています。

これだけでも非常にローコストなのですが、資産額が増加するにつれて委託会社である三菱UFJ国際投信の取り分の信託報酬が少なくなるという仕組みが取られています。

詳しくは以下の表をごらんください。

ファンド純資産額 合計 委託会社(三菱UFJ国際投信) 販売会社(証券会社など) 受託会社(信託銀行)
500億円未満の部分 0.160% 0.070% 0.07% 0.02%
500億円以上1,000億円未満の部分 0.155% 0.065% 0.07% 0.02%
1,000億円以上の部分 0.150% 0.060% 0.07% 0.02%

純資産額が500億円以上の場合には委託会社である三菱UFJ国際投信の取り分の信託報酬が下がる仕組みとなっています。

しかしながら、インデックスファンドで500億円以上の純資産額となるファンドはほとんどありませんので、単なるポーズといってもいいですね。

ですので、信託報酬は冒頭の税込み0.1728%と見ておいたほうがいいと思います。

購入時手数料

購入時手数料ですが、最近のインデックスファンドでは徴収しないというのが定番となっています。

もちろんこのeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)にも購入時手数料はかかりません。

信託財産留保額

信託財産留保額ですが、eMAXIS Slim全体と同じくかからない仕組みとなっています。

そのため、解約時には基準価額通りの金額が戻ってくることになります。

これら手数料はSlimでない通常のeMAXISシリーズではかかりますのでご注意くださいね。

取扱販売会社

つぎに取扱販売会社についてご紹介します。

2018.12月現在取り扱われている販売会社は以下の証券会社となっています。

eMAXIS Slimはネット証券専用商品となっていますので主にネット証券での取扱となっています。

販売会社名
岩井コスモ証券(インターネット専用)
SMBC日興証券(ダイレクトコース)
SBI証券
岡三オンライン証券
カブドットコム証券
フィデリティ証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券

当初はSBI証券と楽天証券の2大ネット証券からのお決まりのスタートとなりました。

スタートはこの2社ですが、通常は取扱証券会社は増える傾向がありますので以下の証券会社の口座をお持ちの方は待っておいたほうがいいですね。

2019.1.17追記

その後、取扱販売会社は予想どおり増え、現在では主なネット証券で取り扱われるようになりました。

組入銘柄・セクターについて

つぎにこのファンドを購入するとどのような銘柄の株式が含まれているかについてご紹介していきます。

組入銘柄

2018年12月28日現在の組入銘柄は505銘柄です。

そのなかでも上位銘柄は以下の通りとなっています。

銘柄 国・地域 業種 比率
マイクロソフト アメリカ ソフトウェア・サービス 3.6%
アップル アメリカ テクノロジ・ハードウェア・機器 3.2%
アマゾン アメリカ 小売 2.8%
バークシャー・ハサウェイ クラスB アメリカ 各種金融 1.8%
ジョンソン&ジョンソン アメリカ 医薬品 ・バイオテクノ・ライフ 1.6%
フェイスブック クラスA アメリカ メディア・娯楽 1.5%
JPモルガン&チェース アメリカ 銀行 1.5%
アルファベット(グーグルの親会社)クラスC アメリカ メディア・娯楽 1.5%
アルファベット(グーグルの親会社)クラスA アメリカ メディア・娯楽 1.4%
エクソン・モービル アメリカ エネルギー 1.3%

さすがに誰でも知っている企業が目白押しです。

マイクロソフトやアップル・フェイスブックやグーグルといったIT企業が非常に多い状況となっています。

セクター

組入銘柄ではIT企業の割合が大きいことをお話ししました。

では、セクター(業種別)ではどうでしょうか。

業種 比率
ソフトウェア・サービス 10.6%
医薬品・バイオテクノ・ライフ 8.4%
メディア・娯楽 7.7%
ヘルスケア機器・サービス 6.4%
資本財 6.2%
小売 6.1%
銀行 5.4%
テクノロジ・ハードウェア・機器 5.2%
エネルギー 5.2%
各種金融 5.1%

ここでもIT関連業種の割合が高いのがわかりますね。

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ライバルファンドとの比較

次にライバルファンドとの比較をしてみたいと思います。

ライバルファンドは以下の5種類です。

もちろん、海外ETFはもっとたくさん種類がありますが、今回は日本籍のETFと投資信託と比較しています。ご了承ください。

種類 ファンド名 運用会社
ETF 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(証券コード1547) 日興アセット・マネジメント
投資信託 iFree S&P500インデックス 大和投資信託
投資信託 iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド ブラックロック
投資信託 米国株式インデックス・ファンド ステート・ストリート

信託報酬と資産残高を表にしてみました。

ファンド名 信託報酬(税込) 資産残高(2019年1月16日現在)
上場インデックスファンド米国株式(1547) 0.1728% 55.03億円
iFree S&P500インデックス 0.243% 61.53億円
iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド 0.405% 27.78億円
米国株式インデックス・ファンド 0.486% 15.34億円
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.1728% 99.86億円

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬は上記の上場インデックスファンド米国株式(1547)と同じであることがわかります。

そのため、少なくとも国内ETFを購入することにくらべれば手間がかからないことや、投資に必要な金額が少ない(SBI証券や楽天証券はともに100円以上で投資可)ことから上場インデックスファンド米国株式(1547)よりも投資がしやすいことがメリットですね。

あとは、ベンチマークは異なりますが、楽天・全米株式インデックス・ファンドの資産残高に迫ろうとするならば、ここからいかに信託報酬を引き下げるかということがポイントになってきます。

資産残高が高いほど、早期償還の可能性が下がりますので、この資産残高と信託報酬の2点をチェックしてみてくださいね。

先行ファンドの資産を現在では抜き去り、米国株式(S&P500)タイプのファンドではぶっちぎりの1位となりました。

つみたてNISA対象であること、そして信託報酬がETFと同様である一方で積立投資が可能であると言ったインデックスファンドの便利さから人気を博しているのだと思われます。

まとめ:手軽に米国株式(S&P500)に投資したい方におすすめ

今回、三菱UFJ国際投信からリリースされるインデックスファンドeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)についてどのようなファンドであるか、そしてライバルがどのようなファンドがあるかについてまとめてみました。

米国株は近年非常に注目されている投資セクターであり、関心が高いと思われます。

米国株はネット証券を主に通じて直接投資することができるようになりました。

しかしながら、時差があり、ドル決済が必要であるなどハードルが高いのも事実です。

そのため、簡単に米国株式に投資することができるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は魅力的ではないでしょうか。

では、またよろしくです!