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iDeCo資産もバリュー平均法を導入してもいいかなと思ってきた理由

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0001 13361824407私にはリスク資産として通常のリスク資産とiDeCo(個人型確定拠出年金)の拠出資産の2つの資産があります。

トータルな資産としては合算して計算しているのですが、投資法は別々なんですね。

  • 本来のリスク資産はバリュー平均法
  • iDeCoはドルコスト平均法
  • というかたちで資産を積み上げてきました。

    ところが、バリュー平均法は本来iDeCo向けの投資法として紹介されてきた経緯もあり、導入する可能性も検討していました。

    拠出初期には毎月拠出できる金額も少なく(月12,000円)、年間まとめてという方法もとれませんでしたので、見送っていたんですね。

    ところがふとチェックしてみたら、それなりに資産も増えてきて、本来のリスク資産では安定して資産を増やすことができているバリュー平均法でもいいのでは?と思うようになっています。

    そこでこの記事では、iDeCoでバリュー平均法で投資するにはどのような準備が必要かなということについて考えてみました。

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    iDeCoでバリュー平均法を導入するステップ

    ではiDeCoでどのようにしてバリュー平均法を導入するかということをちょっと考えてみたいと思います。

    ステップとしては3つ。

    1. キャッシュポジションの確保
    2. バリュー経路の設定
    3. 資金拠出頻度の変更

    ちなみにバリュー平均法ってなんじゃらほい?と思われる方は以下の記事をお読みくださいね。

    ドルコスト平均法ではない積立投資の方法をレクチャーしてみた
    インデックスファンドの積立てはつみたてNISAなどの利用のため、毎月一定額積み立てる「ドルコスト平均法」を用いられている方が多いのではないでしょうか。 私も以前はドルコスト平均法を利用していたのですが、ちょっと物足りなくて・・・ 現在ではバ

    キャッシュポジションの確保

    バリュー平均法はバリュー経路とよばれる、自分が設定した資産の増え方と実際の資産をチェックし、上回っていたら売却、下回っていたら買付を行って資産を増やす方法です。

    ドルコスト平均法と比較してめんどくさいのですが、効果はたかい・・・らしいです。(バックテストはおこなってませんのであくまでも理想です)

    私が本来のリスク資産で行っていて感じるのは資産の増え方・減り方はかなり大きな幅があるということ。

    つまり予想より資産額が下回ると追加投資の資金がかなり必要になるということなんです。

    資金がないときには記録をつけて投資しきれなかった分を後にまわすなどの緩和策もあります。

    しかし多かれ少なかれ必要なのは追加投資するためのキャッシュポジションの確保だと何年か取り組んできて感じてるんですね。

    幸いにも2020年11月というのはマーケットが(なぜか)好調で資産額も大きくなっています。

    そこで私は考えてみました。

    一部を現金化してキャッシュポジションに充てようと。

    私のiDeCo資産は以下のとおりとなっています。

    Ideco201120

    ちょっとだけでも利益が出ていますし、思いつきなので、ここから

    20万円ほどキャッシュポジションの確保のために現金化しようと思います。

    バリュー経路の設定

    そして2番めにしなくちゃいけないこと、それはバリュー経路の設定です。

    いつもお世話になっているmyindexさんの資産配分ツールをみてみると以下のようなリターンになっています。

    Myindex1120

    ふーん・・5.6%ね・・・

    じゃ、リターンは年間5%にしておこうっと。

    というような適当に私はバリュー経路を決めています。

    きちんとバックテストをしたいかたはしてもいいでしょう。

    しかし、将来のことはわかりません。

    そんなことで消耗するのがアホらしいので適当に増え方を設定するようにしていますね。

    資金拠出頻度の変更

    そしてもうひとつやっておかないといけないかなと感じているのが資金拠出頻度の変更です。

    iDeCoは毎月引き落とすごとに国民年金基金連合会から収納1回あたり105円手数料として差し引かれるんですね。

    少しでもしょうもないことで搾取されるのは減らしたい。

    ということで資金拠出頻度は最低の年1回にしていきたいと思います。

    そうすることで11ヶ月分の手数料1,155円が減らせますのでその分自分の資産になるかなと。

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    iDeCoにもバリュー平均法を採用しようと思った理由

    では次に私が本来のリスク資産だけではなく、iDeCo資産にもバリュー平均法を採用しようと思った理由についてお話ししたいと思います。

    もともとがiDeCo向けの方法だから

    一番最初に感じているのはバリュー平均法はiDeCo向けの投資法だから
    ということがあります。

    私がバリュー平均法について初めて知ったきっかけとなった本でも売買するので、確定拠出年金向けの方法として紹介されています。

    岡本和久さんの書かれた本のレビューはこちらの記事に書いています。

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    それを私は現在本来のリスク資産で活用しているのですが。

    売買益に税金がかからない(≠非課税:雑所得(公的年金等)・退職所得として引き出し時に控除の上税金はかかります)ので売買しても売買益に課税されないのですから理想的な資産の切り替え(スイッチング)ができますよね。

    だったら時期がきたらiDeCo向けにも導入しようと考えていました。

    その時期が来たのかなと今では思っています。

    ある程度の資産の蓄えがほしかったから

    2番めの理由としてはiDeCo資産がある程度まとまってからやろうと思ったからですね。

    iDeCoを始めた当初は現在のように1年分一括納付もできず、毎月12,000円のつみたてのみでした。

    そこから連合会や信託銀行への手数料が差し引かれて、マイナススタートだったんですね。

    資産が少ない状態からバリュー平均法をやろうとしてもリバランスする資産もないですし、非常に取り組みにくいので見送っていました。

    冒頭でもご紹介しましたが、拠出開始から5年近くなり資産残高も60万円程度と少しまとまってきましたので、取り組んでみることにしようと思えるようになったからというのが大きな理由ですね。

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    iDeCoをバリュー平均法に切り替えるのに感じたこと

    iDeCo(個人型確定拠出年金)をまとまった金額になったために投資法を従来のドルコスト平均法からバリュー平均法に切り替えることについて感じることを次は書いてみたいと思います。

    それほど心配していない

    一番目はそれほど心配していないというものです。

    私は岡本和久さんの本が出版されてからiDeCoは無理ながらも、本来のリスク資産で5年以上バリュー平均法で投資を行ってきました。

    いろいろ経験をつんできて、ようやく本来のiDeCo資産にバリュー平均法を導入するのですが、心配はしていませんね。

    本来のiDeCo資産ならばいかにして売買益に課税されるのを回避するかを考え、NISA口座や特定口座の活用を行ってきました。

    iDeCoでは小細工の必要がありませんので、シンプルに取り組めるのではないかと思っています。

    本来のリスク資産との比較が楽しみ

    iDeCoでのバリュー平均法投資はある意味「純粋培養」に近いかたちとなります。

    混じりっけのある本来のリスク資産と異なり、どのように資産が増えていくのかというのはシンプルに興味があります。

    以前は興味が薄れていたこともあり、数カ月間ログインすることもありませんでした。

    ただ、これからはシンプルに3ヶ月に一度バリュー平均法でのチェックをおこなうことになります。

    ですので、本来のリスク資産との比較が楽しみですね。

    また先駆者の一人になる?

    いろいろと投資ブログをみていますが、あまりバリュー平均法に取り組まれている方は少ない印象があります。

    iDeCoならもっと少ないのではないでしょうか。

    だったら人柱的に私がiDeCo資産をバリュー平均法でふやしてみたらどうなるのかという先駆者になってもいいのかなと思っています。

    実はちょっと楽しみ。

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    まとめ:ときどきご報告します

    今回iDeCo(個人型確定拠出年金)のリスク資産の積立方法を今までのドルコスト平均法からバリュー平均法に切り替えることについて書いてみました。

    ドルコスト平均法と異なり、いろいろ設定しなくてはいけないこともありますが、自分のiDeCo資産に向き合うために必要ではないかと前向きに考えています。

    ちょっと不思議なリスク資産のiDeCo。

    これからも大切につきあっていきたいですね。

    では、またよろしくです!