私はマイカーを保有していません。
地方在住のくせにこのような行為は無謀ともいえるのですが、車社会であることを実感はしています。
マイカーを持たない不便さをヘッジするために日常的にレンタカーを利用しています。
その回数年間20回程度。
車を手放して9年ほどになる私が愛用してきたのは格安レンタカーです。
高くなりがちなレンタカー料金を安くなりとてもありがたく利用することができました。
ところが最近ではもっぱら大手レンタカーを利用することが多くなっています。
なぜ格安レンタカーはおすすめできないのか、私なりの理由をまとめてみたのでご覧ください。
格安レンタカーがおすすめできない理由
なぜ格安レンタカーはちょっとおすすめすることができなくなっているのか、いくつか理由をあげてみました。
理由としては以下のとおりとなっています。
- 格安レンタカーも以前ほど安くなくなってきた
- 事故時の負担額に不安
- クルマが古すぎる
では、それぞれの理由をみてみましょう。
格安レンタカーも料金が高くなってきた
以前は大手レンタカーと比較して激安だった格安レンタカーですが、最近ではそうでもないようです。
ですので、格安レンタカーと大手レンタカーの料金を比較してみましょう。
まずは格安レンタカーの料金です。
ここでは一番使いやすいと思われるコンパクトカー(1.0-1.3Lクラス)でオンラインで簡単に入会できるメンバー料金をだしてみました。
レンタカー会社 | 料金(通常期・メンバー料金) |
---|---|
ニコニコレンタカー | 3,800円 |
ワンズレンタカー | 3,200円 |
一方で大手レンタカーは以下のとおりとなっています。
レンタカー会社 | 料金(通常期) |
---|---|
トヨタレンタカー | 7,020円 |
ニッポンレンタカー | 7,020円 |
オリックスレンタカー | 7,020円 |
これだけみると結構大きな差がありますよね。
ところが、大手レンタカーでもキャンペーンによっては安くなる場合があります。
たとえば、私が現在メインで利用させていただいているトヨタレンタカーの場合にはトヨタレンタカーメンバーという会員制度があり、これを利用すると非常に安価にトヨタレンタカーを利用することができます。
その他の大手レンタカー会社さんの場合、直前予約では予約でいっぱいとなっていることもあるのですが、さすがは業界最大手のトヨタレンタカーさんです。
レンタカーの品揃え、台数はピカイチです。土日の直前予約でもびくともしません。
しかも、誰でもなれるレンタカーメンバーになっているとレンタカー料金が常に10%オフ!
コンパクトカーの利用料金をみてみますと、ラクティスなどのP2クラスだと24時間で6,480円となっています。
これは直前予約でも同じ料金ですので、他社でキャンペーン価格で予約できない場合には非常にお得ではないでしょうか。
ただ、それ以外の大きな値引きのキャンペーンが展開されていないのが最大手ならではのデメリットではないかと思います。
そこで、予約から利用する日程が離れている場合には他社のキャンペーンを比較してみましょう。
たとえば、オリックスレンタカーの場合ですが早期予約すると料金が通常よりも安くなります。
をチェックすると、1ヶ月前に予約を入れた場合、コンパクトカー(Sクラス)の料金だと24時間で5,265円(土日出発の場合)になります。
こうなってくると格安レンタカーとの価格差がぐんと縮まりますね。
ニッポンレンタカーでもこのようなキャンペーンが展開されています。
一方で格安レンタカーも昔は1年中同じ料金だったのですが、ハイシーズン料金を導入して以前よりも高い料金となっている季節も出てきています。
キャンペーンをうまく活用することができれば、大手レンタカーでも格安レンタカーに近い料金で利用することができますので、必ずしも格安レンタカーがめちゃくちゃ安いとはいえなくなってきているのが1番目の理由です。
事故時の負担額に不安
レンタカーを利用する際にはつきまとうのが事故時の負担額です。
通常は免責補償制度として1日あたり1,000円を追加で支払うことで事故時の自己負担額やノンオペレーションチャージ(いわゆる休業補償)が必要なくなります。
大手レンタカーでは、事故時の免責にくわえてノンオペレーションチャージも不要となる制度を設けています。
格安レンタカーは従来ではノンオペレーションチャージを保証する制度はありませんでしたが、大手格安レンタカーのニコニコレンタカーではノンオペレーションチャージを無料とする制度もつくられていますが、条件があります。
ニコニコレンタカーの制度ではノンオペレーションチャージがゼロとなるのは事故時のみとなっています。
ワンズレンタカーではこのような制度がありませんので、事故時では免責補償制度に加入していてもノンオペレーションチャージ(自走可能:20,000円、自走不能:50,000円)の負担が必要となります。
私が利用していたローカルな格安レンタカーですと、免責補償制度に加入していない場合、車両の修理費用が青天井になってしまいます。
たとえば全損に近い状態での破損だと修理費用の請求が数十万でも発生しうるということになります。
しかも条件の記載が非常にあいまいですので事故時の対応に不安を感じるようになりました。
これが2番めの理由です。
クルマが古すぎる
最後に実感するのが格安レンタカーの車両が古く、車内も臭いこと。
格安レンタカーは中古車をレンタカーにすることでレンタカー料金を安く設定しています。
ある程度古い車であってもこのシステムを理解していればなんとか我慢はできるのですが、最近は以下のようなクルマに遭遇していることが多いです。
- 走行距離が10万キロを超えている
- 車内が消臭剤の匂いで充満している(禁煙車にも関わらず)
- 運転中変な音がすることがある
これだといくらデメリットを理解しているといっても我慢ができなくなってきました。
家族にも車内が臭いと運転中ずっと言われるようになっています。
一方で、大手レンタカーを使ってみたらどうでしょう。あくまで現在の経験ですが・・・
- 走行距離が短い(多くて3万キロ弱。少なければ7000キロ)
- 車内が臭くない(登録してからそれほど経過していないから?)
- クルマが新しいので当然ながら異音などせず、快適に運転できる
以上のような理由であまり快適に運転することができなくなってきていますので、私はレンタカーの利用を大手レンタカーをメインに切り替えることにしました。
格安レンタカーを利用する際に気をつけたいこと
さんざんと格安レンタカーの不安ぶりをお話ししてきたのですが、格安レンタカーは大手レンタカーばかりだった業界に価格破壊をもたらした功績があります。
これまで私もありがたく利用させていただいたのですが、格安レンタカーを利用する際気をつけたほうがよいことをまとめてみました。
クルマがボロいものだと認識して利用する
格安レンタカーは中古車をレンタカーにしているため、はっきり言ってクルマはボロいです。
ですので、匂いの敏感な方、乗り心地を重視する方はおすすめすることはできません。
ですので、運転される方だけではなく同乗される方がにおいに敏感な場合(お子様連れはとくに)には大手レンタカーをおすすめします。
さらに、運転時も想定できないような故障などの可能性もありますので通常よりも慎重に運転されることをおすすめします。
免責補償制度は必ず利用する
上の項目でもご紹介しましたが、クルマがボロいためどのような事故や故障がおこるかわかりません。
そのため、免責補償制度は必ずかけておくことをおすすめします。
格安なのにオプションで免責補償制度をかけると大手レンタカーとの価格差が縮まりますが、
比較的きれいな大手レンタカーの車と違って、長距離を走り続けている車に乗るというリスクをヘッジする必要があります。
そこまでして格安レンタカーを利用しなければならないかを考えるいい機会かもしれません。
大手レンタカーのキャンペーンを比較検討する
旅行へ行くなど事前に利用する日程が決まっている場合、大手レンタカーのキャンペーンを検討してみましょう。
直前の予約と違って、1ヶ月前に予約した場合などは通常よりも安く借りられるというプランが提供されている場合が多いです
もしキャンペーンに当てはまる場合だと格安レンタカーとの価格差が縮まり、よりキレイなクルマに乗ることができますのでぜひチェックしてみてください。
まとめ:安いのには理由があります。
今回は今まで利用していたレンタカーを格安レンタカーをおすすめすることができない理由をご紹介しました。
やはり感じるのは料金が安いのには理由があるということですね。
価格表ではたしかに安いかもしれませんが、そうではないところでリスクを感じるようになってきているのが率直な気持ちです。
ですので、レンタカーを利用する際には大手レンタカー、格安レンタカーともにリスクとメリットを天秤にかけながら利用していきたいものです。
クルマを保有していない私なのでこれからもレンタカーを利用してきますが、これからもいろいろとオトクな使い方を考えてみたいですね。
では、またよろしくです!
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