仮想通貨が流行しているなか、私はいまだにFXで手動トラリピを行っています。
全自動ならばマネースクエアのトラリピを使えば簡単にできるのですが、コストがかかるためできればもっと安くおこないたいものですね。
さらに、単純な手動トラリピならば決済後にふたたび設定するのが非常に面倒なものです。
そこで、私はマネーパートナーズ(マネパ)独自の注文方法である「連続予約注文」を使って豪ドル円トラリピを行っている方法についてお話しします。
FXの取引の手法としてはいろいろありますが、半自動トラリピは最初ちょっと手間がかかりますが、コストが安く、しかもほったらかしにしていても約定を繰り返してくれますので楽ちんですのでおすすめです。
「連続予約注文」を使った半自動トラリピを設定する方法
では、さっそくマネーパートナーズの連続予約注文のシステムをつかった半自動トラリピを設定する方法についてご紹介しましょう。
マネパの連続予約注文とは
連続予約注文とはどのような手法なのでしょうか。
FXの場合、必ずいくらかの値で買い(売り)、そして利益が出た段階で売る(買う)ということを繰り返しますよね。
それを20回分予約注文をできます。
つまり
豪ドルを84.27円で買い、84.87円で売りという注文をあらかじめ20回入力することができます。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
この手法を使い、自分の想定するレートの幅に手動で設定 することで自分なりの半自動トラリピをつくることができます。
通貨・設定幅・利食い幅を決める
半自動トラリピをおこなうにあたって、決めなくてはいけないことがあります。
それは通貨・想定レート・通貨量・設定幅・利食い幅です。
プランを決定するにあたっては本家トラリピであるマネースクエアのトラリピ運用試算表が非常に便利です。
わたしは上記の運用試算表の値で現在半自動トラリピをおこなっています。
マネパでFXをするにしても本家トラリピであるマネースクエアの口座は持っていおいたほうがトラリピの情報収集にも非常に便利です。
また、一度自動取引も勉強しておくといいと思いますのでぜひM2Jでも取引をしてみてくださいね。
手動でトラリピを設定する際には必ず設定幅とレートをメモするようにしてから入力してください。
そうしないと売りと買いのレートがずれたり、設定が抜けたりすることがあります。
そのため面倒ですが、事前に表計算ソフトなどを使ってレートなどの表を作ってから取引されることをおすすめします。
ちなみに私の場合、このように作成しました。

これが面倒な方は手数料がかかりますが、自動取引ができるマネースクエアの本家トラリピをおすすめします。
本家トラリピならばこれらの作業がまったくなく設定レートと幅を決めれば一発で設定できますので超簡単ですよ。
ただ、コストと手間を天秤にかけてみて手間を惜しまない方は次の連続予約注文の入力画面で設定を行ってください。
マネーパートナーズ「連続予約注文」設定をする
プランもある程度固まってきたらマネーパートナーズの連続予約注文を行います。
初期設定で利食い幅を調整する
初期設定のままでもいいのですが、「注文設定」をすこし調節すると注文が楽になりますのであらかじめ設定しておきましょう。
トレード画面にログインした後、右端の歯車のアイコンをクリックすると、初期設定をすることができます。

歯車のアイコンをクリックしたら「注文設定」をおこなうことができます。

ここで【連続予約設定】決済注文(利食い)設定で、事前に決めた利食いする幅を入力します。
初期設定では30pipsと50pipsとなっています。
私は60pipsで利食いしていますので、設定画面で50pipsを60pipsに変更しておきました。
注文入力
そしていよいよ注文を入力します。
トレード画面に入れば以下のような画面となります。

ここで入力するのは5つの項目があります。
それは
1. 通貨・数量の設定
2. 連続予約注文の入力
3. 売りか買いか
4. 指値・利食い幅の決定
5. 「続けて注文を入力する」の入力
ここで役に立つのが先ほどお話しました設定表です。

今回は豪ドル・買いレート(84.77)・決済レート(85.37)・数量500豪ドルの条件で設定してみます。
1:通貨・数量の設定
通貨は豪ドル・数量は1回あたり500ドルで設定しています。
マネーパートナーズnanoは100通貨単位で設定できますので500ドルという細かい数値でも設定ができますので非常に便利です。
500ドルと中途半端なのが嫌な方は1000ドル単位でもいいと思います。
2:注文方法の入力
つぎに注文方法を入力します。
FXは通常の指値注文以外にもさまざまな注文方法があります。
連続予約注文はそのなかでも同じイフダン注文を連続最大20回注文することができる注文方法です。
1回ならばイフダン注文でいいのですが、この場合選択画面で連続予約を選択します。
3:売りか買いかを選択
FXですので買いからだけでなく売りからの注文が可能です。
そのため売りからか買いからを選択します。
私の場合は買いのみと決めていますので買いを選択しました。
売りからの場合には高スワップ通貨の場合、証拠金からスワップ金利が差し引かれていきますので注意が必要です。
4:指値・利食い幅の決定
そして指値・利食い幅の決定をおこないます。
今回は指値を84.77、利食い幅を60pipsにすることにしていますので、
指値を84.770、利食い:60pipsに選択しました。
利食いボタンは初期設定で任意の数値に変更できますので、あらかじめ自分の決めた利食い幅に設定しておけばラクですね。
5:「続けて注文を入力する」の入力
入力した指値や数量、利食い幅に間違いがなければ「続けて注文を入力する」をクリックします。

そして1回目の入力の状態が上記のようになっているのを確認できれば同じ
「続けて注文を入力する」を20回クリックします。
20回注文できたかどうかは注文形式の「連続予約」のボタンの右側に「連続*回目」と出てきますので確認ができます。
そして20回入力が確認できれば「連続予約を完了し発注する」のボタンをクリックしてください。
すると注文確認の画面がでてきます。
注文内容に間違いなければ「注文する」をクリックすれば注文完了です。

設定表に従って入力を繰り返す
以上の項目を入力することで同じレートでの取引を20回自動で繰り返してくれます。
手動トラリピの大変なところなのですが、これを設定表に従って同様の注文を繰り返します。
これを一旦設定しておくとあとはレートの変動で引っかかったときに自動的にイフダン注文を行いますのでがんばってください。
一気に複数の注文を繰返しますので注文漏れやレートの間違いや数量違いが起こりやすい状況となってしまいます。
それを起こさないためにもぜひ設定表を手書きでもいいので作成してチェックしながら入力してください。
また、一気に数十項目の注文を入力すると大変ですので、少しずつ網を広げることをおすすめします。
設定幅より相場が高くなってきたときは・・
マネーパートナーズの「連続予約注文」ですが、一つ弱点があります。
それは逆指値ができないということです。
言い換えれば、自分が設定した幅より相場が高くなってきたときは連続予約注文を受けてもらえないということになります。
このときどのようにすればいいのでしょうか。
選択肢は2つです。
- 逆指値を手作業で入力し、安定したら連続予約注文
- あきらめる
あきらめるとは非常に消極的な書き方なのですが、決してそうではありません。
相場が上抜けてしまったときには自分の設定した網をどうするかを考える絶好の機会だからです。
このまま相場をおいかけるべきか、あるいはまた相場が戻ってくるのを待つのかをこの機会にじっくりと考えるほうがいいと私は考えています。
私の場合、数年前豪ドルで設定した上限(1豪ドル=88円)を突破したときにはこれ以上設定をしませんでした。
その後105円程度までは相場は上昇しましたが、ふたたび88円以下に戻ってきたためトラリピを再開した経験があります。
逆指値を設定する
それでもよく考えてもうちょっと設定幅の上限を上げたいと思うことはよくあります。
その際にはまずは1回分の取引を逆指値で注文し、高値で安定したら連続予約注文に切り替えます
ちなみにこの方法は自分の想定している設定幅を設定しきれない場合にも有効です。
その後高値が安定してきたときに改めて連続予約注文に切り替えます。
連続予約注文がどこまで入れているかを確認する方法
ここで参考になるのが連続予約注文がどこまで入っているかを確認する方法です。
クイック発注ボードの中で注文照会を選択します。
この方法のままだと逆指値で手入力したものも含まれますので、連続予約注文のみにチェックを入れると連続予約注文(20回自動入力)の上限が表示されます
この上限のレートよりも現在のレートが高いときには追加して連続予約注文の入力が可能となります。
手作業で逆指値を設定していて、それが約定しだしたときに連続予約注文がどこまで入れているかがわかって便利です。
私の設定内容をご紹介
このように、マネーパートナーズで手動トラリピをより簡単に行う方法をご紹介しましたが、私が豪ドル円の手動トラリピをどのようにしているかをご紹介したいと思います。
設定内容
設定内容については大きく分けて3つあります。
- 設定幅
- 通貨量
- 本数
- 利食い幅
設定幅
まず、どのレンジに網をかけるのかという設定幅ですが、私の場合いかのとおりにしています。
それ以上の場合には下落のリスクが有るため、トラリピはお休みしています。
通貨量
通貨量は増やせば増やすだけ利益もリスクも増加します。
そのため、私は以下の通りに設定しています。
本数
本数ですが、これも細かくすればするほど効率的なのですが、逆に一方的に下落するとロスカットの危険性も増えますので以下の通りにしています。
利食い幅
利食い幅も広ければ広いほど1回の利益は大きくなりますが、なかなか回転してくれません。
逆に小さい場合には利益は小さくなるものの、こまめに決済されるというメリットも。
その両方を勘案した結果私は以下の通りにしています。
まとめ
手動トラリピの最大の手間である決済後の再入力を最大20回自動で行ってくれるマネーパートナーズの連続予約注文を利用した手動(半自動)トラリピの方法についてお話ししました。
手動トラリピ
は設定に手間がかかるものの、コストが安いことがメリットです。
1回入力すれば再度入力するのには私の経験上数カ月おきで大丈夫ですので、最初数十項目を入力するのは大変でしたがメンテナンスは意外と面倒ではありません。
最初は本家トラリピで行い、慣れてくるとマネパで連続予約注文をするほうがスムーズかつローコストでトラリピを行うことができますのでおすすめです。
なお、この手法に関しては証拠金を厚めにいれておかないと急激な相場の変動によってロスカットの危険性が高まります。
リスクとリターンを把握した上で取引していただきますようお願いします。
この記事が参考になれば幸いです。
では、またよろしくです!
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